質問1:ガクチカで嘘をついてもいい?
ガクチカで所属団体で何もしていないけど、何かを成し遂げたという嘘はバレやすいですか?
結論として「質問者様のトーク力に依存する」となります。
細部まで設定を練り込む(友達の経験をパクる)ことを怠らず、しっかりと自分の言葉で落とし込めるくらいに喋れるようになれば問題はありません。
そのエピソードの真偽について、確認のしようなんてほとんどないですからね(笑)
ただ内定の森としては「メッセージを盛るのはアリだが、ファクトを捏造するのはあまりオススメしない」というスタンスを取っています。
例えば所属団体で財務係を務めていたとします。
実際にやることなんて「コンパ代の徴収」「サークル費の徴収」くらいかもしれません。
この経験を就活で多少加工することは全然アリだと思います。
「財務係を務めたことで言わば1つの企業の損益計算書の管理を担っていたような経験ができ、御社でもこの経験は生かせると思います」というような形で。
しかし根本となる「所属団体で財務係を務めていた」というファクトを捏造するのは渋いですね。
いくら設定を作り込んだとしても面接官との応答の中でボロが出るリスクは否めないですし、何より作り込んだ感が出てしまうリスクもあります。
それならば自分がこれまでリアルに経験したエピソードを選択して、そのメッセージを加工する方に注力したほうが得策でしょう。
ファクトとメッセージの関連については、以下の記事を見て下さい!
質問2:統計を知ってると強みになる?
就活するうえで統計ができると強みになる外資系はありますか?
「統計がしっかりできるなら、どの企業でもある程度のアドバンテージになる」と思います。
コンサルティングファームならば資料の読み取りや示唆出しに繋がります。
投資銀行なら数字への耐性に繋がります。
メーカーならマーケティングデータからの示唆出しに繋がります。
どの業界に入ったとしても統計能力は生かせるはずです。
ただ、就活および新卒で求められる統計の知識はそこまで深くなくて大丈夫です。
現時点での能力ではなくあくまでポテンシャルのほうが大事なので。
能力が高くても性格に難があったら落とされますし、能力が多少足りなくても素直な性格なら今後の伸びを期待して採用されます。
知識を有している人は概してそれをあからさまにアピールして嫌われる傾向にあるので、さりげなくアピールするようにしましょう!
質問3:JPモルガンIBDのサマージョブの位置づけについて
JPモルガンIBD、サマーの囲い込み方法は複数ありますか?また、囲われなかったらもうアウトですか?
JPモルガンの囲い込み方は基本的に1形態です。
もちろん年度によってバラツキはありますが(笑)
サマー優秀者には別途ケーススタディ勉強会や食事会が開催されるほか、ウィンターの時期にはサマー優秀者のみの個人ジョブが開催されます。
しかし最終的な内定者は一般のウィンタージョブからの人も多く、一概にサマーで囲われたから内定確約とまでは言い切れません。
また、サマーで囲われなかったとしてもウィンターで”敗者復活戦”として再度正規ジョブに呼ばれている学生もいます。
諦めることなくウィンターもESを出してみてください!
質問4:モルスタIBDの夏:冬の採用比率について
モルスタの夏インターン組と冬からは何対何でしたか?
IBDに限って言えば、18卒も19卒もだいたい3:1の比率です。
モルスタの場合はサマーインターンに参加していたほうが有利なのは間違いありません。
ウィンターにインターンが開催されないため、自分の能力やセンスをアピールする場がサマーしかないんですよね。
そうなるとアピール機会の多いサマー組のほうが評価が付きやすいのは自明です。
ただ、ウィンターでも2次選考あたりでM&Aの個人ワークを軽く行なったりします。
ウィンター組でも地頭をアピールする機会はあるので、めげずに頑張りましょう!
質問5:外銀の採用人数って?
外銀の採用人数って実際どれくらいでしょうか?やはり各部門多くても5人程度でしょうか?
会社や部門によって若干の違いはありますが、基本的には1~5人の場合が多いです。
比較的人数を多く採用するIBDを除くと、マーケット・アセマネ・リサーチ・オペレーションズなどはデスク採用になる場合が多いです。
すなわち、各デスクにいる社員との相性によって決まるということですね。
各デスクごとに必要としている人員は0~1人のため、運が良ければ内定できるといったところです。
ですが採用人数などは選考中に気にしても仕方のないことなので、まずは自分の思うがままを面接官にぶつけてみてください。
ガチガチに変な方法で対策してきたスクリプト暗記学生が多いので、意外とそちらのほうが新鮮に映るかもしれませんよ!
外銀選考の詳しい内容は以下をご覧ください!
質問6:アクセンチュアのビジネスコンサルタント職について
アクセンチュアのビジコンってインターンルートや優遇はありますか?
アクセンチュアの採用方法を知らない方向けに、アクセンチュアについて少し解説しておきます。
アクセンチュアには大きく分けて「戦略コンサルタント職」と「ビジネスコンサルタント職」が存在します。
戦略コンサルタント職とはいわゆる「戦略部門」と呼ばれており、PwCで言うなら「Strategy &」に当たる部門です。
アク戦・チュア戦・アクセンチュア戦略などと就活生の間では呼ばれます。
もう一つのビジネスコンサルタント職(ビジコン)ですが、こちらはいわゆる「総合部門」と考えて間違いないでしょう。
PwC・デロイト・KPMG・EYなどと同じ立ち位置です。
仕事の内容としても、戦略は経営戦略などの上流部分を中心に担うのに対し、ビジコンはITツールを導入する際のオペレーション改善や組織戦略などの下流部分を中心に担います。
そんなビジコンですが、主な採用ルートとしては「秋冬のインターン選考」「冬以降の面接による本選考」の2つが存在します。
どちらも採用直結型なので、優遇というよりも「優秀な学生には内定が出る」という認識を持っておきましょう。
採用人数自体は結構ガバっと採用する傾向にあるので、チャンスは決して少なくありません。
ぜひ積極的にチャレンジしましょう!
質問7:サマーで日系IBDしか参加してないけど平気?
外資IBDは全滅して日系IBDのみサマーインターン参加しました。これはどれだけ有利になりますか?
サマージョブで投資銀行のインターンに参加できたメリットは「ジョブで評価される言動や資料作成のポイントを体感できたこと」にあると思います。
ですので、外資IBDだ日系IBDだというのはあまり関係がありません。
IBDのインターンに行けたというだけで十分価値があります。
勿論、外銀に行きたい場合は外銀のサマージョブに参加して囲い込みを受けられるに越したことはありません。
しかし必ずしもサマーで囲われた人が全員内定を貰えるわけではないことには十分注意してください。
ウィンターから初めて外銀の選考を受けて内定した学生も数多くいるので、あまり悲観的になることはないと思います。
話を元に戻して、ではなぜ評価ポイントを体感できたことが有利になるのでしょうか?
それは単に外銀のジョブはどのハウスに行っても「○○社に対するM&A提案をせよ」というお題が出されるからです。
1度サンプルとしてこの形式のジョブを経験しておくと再現性は非常に高いわけですね。
日系IBDのサマージョブで自分が評価された場合はその姿勢を継続すればいいですし、他のメンバーや班の学生が評価された場合は彼らの言動をパクればいいわけです。
自分が評価された場合はメンターが付くと思うので、何気なしに「私のどの部分を評価してくださったのでしょうか?」と質問してみて下さい。
そこで返ってきた答えは、他の多くの就活生が持っていない強みである可能性が高いです。
というより、自認していなくても他人からはそう映っているというわけですね。
だから他社のウィンター選考の際にも、サマーで評価を受けた部分にエッジを利かせた言動をすればいいわけです。
個性が際立って目立てること間違いなしでしょう。
こういった肌感覚を持てただけでも、サマーで投資銀行のジョブに参加できたことは大きな経験となるはずです。
その他の質問箱Q&A
■ インターン後にディナーに呼ばれる学生の特徴、サマー後に連絡がない場合は? etc.
■ GSAMのジョブ参加は箔付けになる?、日系IBのジョブ参加は内定直結? etc.
■ 日系就活のための自己分析、2chの就職偏差値の信憑性 etc.
■ ガクチカはどこまで盛る?、外銀各社のサマージョブの位置づけ etc.
■ OB・OG訪問に使えるサービス、グループ面接での勝ち方 etc.
■ IBDの冬選考までにできる準備、SPIの練習になる企業は? etc.
■ 筑波・横国・上智から外資内定はムリ?、総合コンサルはTOEIC必須? etc.
■ 戦略コンサルの年収、秋以降も募集しているコンサルファーム etc.
■ 冬からの外銀就活で内定は可能?、セカンドティアへの効果的な志望動機 etc.
■ 外資系金融の初任給、外銀の最終面接の突破法 etc.
■ ボスキャリの参加時期、コンサル人材の長所・短所 etc.