外銀内定への道Vol.12【スーパーデー編】

外銀内定への道Vol.12【スーパーデー編】

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最後の関門・外銀スーパーデー

ウィンタージョブを通過した皆さんにとって、外資系投資銀行の選考もいよいよ佳境に入ってきます。

しかし最後の最後が一番難易度が高いことをご存じでしょうか?

その名も「スーパーデー」という仰々しい選考イベントが、外銀志望者を待ち受けているからです。

スーパーデーとは?

そもそもスーパーデーとは何でしょうか?

英語で書くとSuper Dayとまあ簡単なわけですが、要は「外資系投資銀行の選考における最終面接」のことです。

ただし日系企業のように社長面接だけしておしまいというわけではなく、MD(マネージングディレクター)6~10人と個別で面接をしまくるというハードな最終選考なのです。

しかもお相手は外銀業界ベテランのMDともくれば、これまでの選考をスルスル通過してきた人でも一苦労です。

何せ、対策の仕様がありません。

例えばエントリーシート、面接、インターンはある程度の型が存在するため、70~80%程度は対策で何とかできるものです。

しかしこのスーパーデーは百戦錬磨のMDとの二人きりのトークですから、付け焼刃の文句ではすぐに見透かされてしまいます。

これまで培ってきた人間力、思考力、コミュニケーション能力等を駆使し必死にトークを続けることが、外銀スーパーデーを通過する唯一の方法なのです。

スーパーデーを突破すると?

外銀スーパーデーは倍率が2倍程度と、他の選考プロセスに比べ低倍率であるのが特徴です。

しかし集まっているのは熾烈なウィンタージョブを勝ち抜いてきた猛者ばかり。

その中の倍率2倍を勝ち抜かなくてはいけないわけですから、ハードルはかなり高いです。

晴れてスーパーデーを通過したらどうなるのか?

言わずもがな、そこには外銀内定の称号がアナタを待ち受けています。

外銀志望者にとっては夢にまで見た外銀内定の肩書き。

スーパーデーまで来たのに落ちるわけにはいきません。

対策できることは限定的ですが、今回は外銀のスーパーデーの流れをしっかり押さえて、せめてもの心の準備をしておきましょう。

外銀スーパーデーの流れ

スーパーデーの当日。

朝目が覚めた時から緊張が止まりません。

そんな中、外銀の東京オフィスに不安と期待を抱えながら向かいます。

1朝に学生10人前後が集合させられる

そこにいるのは、ウィンタージョブを通過した約10名の外銀志望者たち。

恐らく他の外銀や外コンのインターンでも見かけたことがある人が多いのではないでしょうか?

ちょっと残酷な話ですが、外コン外銀就活においては数名の就活強者がマッキンゼー・BCG・ベイン・ゴールドマン・モルスタ・JPモルガンの内定の椅子を独占するようなことはよくあります。

そういった背景から、必然的に最終スーパーデーまで残っている人たちも顔馴染みの人が多いわけです。

知り合いがいることで少し緊張はほぐれますが、同時に内定の座を争うライバルでもあります。

適度な緊張感は保ちつつ、スーパーデーに臨むようにしましょう。

2学生一人ひとりが個別の会議室に案内される

オフィスに案内されると学生同士は隔離され、一人ひとりが個別の会議室に案内されます。

場合によっては最初にMDたちがそれぞれ部屋で待機していて、学生がどんどんノックしていくパターンもありますが、基本は学生が待っていることが多いと思います。

しっかりと精神統一をしておきましょう。

MD10名弱と各30分トークをする

不意にドアがガチャっと空き、1人目のMDが入室してきます。

第一ラウンドスタートです。

外銀には平均して6~10名程度のMDがいるので、どのハウスのスーパーデーであろうとも、30分×6人=180分=3時間以上の長丁場の選考になることは覚悟しておいてください。

長丁場の中でもへこたれない気力や体力があるかどうかも、選考の1つとして見られてると思って自分を奮い立たせましょう。

気になる質問の内容ですが、オーソドックスな就活の質問をしてくる人もいれば、トリッキーな質問をしてくる人もいます。

中には意図的に圧迫面接をすることで学生の咄嗟の反応を伺おうとするMDもいたりするなど、対策はしてもしきれません。

内定の森として、過去に訊かれたスーパーデーの質問リストを下に用意しておきますが、あくまで参考程度にとらえておいてください。

がちがちに対策してきた就活生は、30分もあればMDに見抜かれます。

だって毎年同じように就活生を見てきており、同じようにジュニアバンカーを見てきており、パフォームする人・やめていく人を死ぬほど見てきているわけですからね。

■オーソドックスな質問

・投資銀行及び当社への志望動機は?

・学生時代頑張ってきたことは?

・入社したらどんな案件をやってみたいか?

・当社の最近のM&A案件で気になったものはあるか?

・今後の●●業界のM&A動向はどうなっていくと思うか?

■知識を見る質問

・DCF法は知っているか?

・コングロマリットディスカウントが生まれていると思われる日系企業を挙げられる?

・アクティビズムは資本市場にどのような効果をもたらすか?

■価値観を見る質問

・人生で一番感動した映画は?

・100億円あったら何に使いたい?

・尊敬している有名人はいる?

・なぜ今の専攻を選んだのか?

■キャリア観を見る質問

・投資銀行には何年いるつもり?

・どんなバンカーになりたいの?

・人生の中で何が達成できてたら個人的にハッピーなの?

・ぶっちゃけ給料が下がったらこの業界辞める?

■意地悪な質問

・自分の強みを10個言って

・自分がハマっていることを「私がやりたい」と思えるようにプレゼンして

・経済学部じゃないけど本当にやっていけるの?

4 終了後は当日もしくは翌日中に通過連絡

無事なのか何なのか分からないですが、スーパーデーが終了すると例えようのない爽快感に心が満たされるはずです。

と同時に、自分の合否がどうだったのかは気になるところ。

気になる合否の結果は、当日の夕方以降か翌日中に来ることが多いです。

残念ながら落選となってしまった学生には、連絡がある場合もあればない場合もあります。

掴みかけた内定の座をみすみす逃してしまったのは悔いが残りますが、外銀の最終面接までいった実力は確かなはず。

その経験を糧に他のハウスの選考を頑張ったり、他の業界の選考に切り替えたりと、プラスの気持ちで就活を続けていきましょう。

晴れてアナタも外銀内定者!

内定した皆さん、おめでとうございます!

春先から粛々と外銀内定を夢見てバリュエーションの本を読み、面接の練習をしてきた皆さんにとって、その努力が報われた最高の瞬間を感じていることと思います。

「外銀内定」という内定ラベルを周りに自慢したくなる気持ちで一杯なことでしょう。

ですが残念ながら、まだアナタは何者でもありません。

外銀に入社する権利を持った学生というのに過ぎないのです。

また、実際に入社すると周りは同じ会社に所属する人間しかいません。

その中で会社名のブランドを意識することはどんどん薄れていきます。

そして残酷なことに、入社3カ月もすれば「使える人間」「使えない人間」のレッテルが社内で貼られ、もし後者に入ってしまうと、ボーナスや仕事の巡りあわせ的にも冷や飯を食うことになります。

そうならないためにも、内定ラベルに浸るのはほどほどにして、大学4年生の間も長期インターン等で必死に努力を重ねることです。

周りが内定ラベルで安住している中、アナタが一人で頑張ればそれだけ入社後に差が付きます。

外銀内定を貰ったその時こそ、周りに差をつけるチャンスなのです。

内定の森として、外銀内定を獲得した優秀な皆さんにだからこそ、最後は忠言する形で「外銀内定の道」を締めくくろうと思います。

連載にお付き合いいただき、ありがとうございました!

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