質問箱Q&A集【part5】

就活Tips




OB・OG訪問で使えるサービスについて

OB・OG訪問で使える就活サービスってありますか?サービスごとに「このアプリは日系に強い」とは「ベンチャーに強い」とかもあれば教えて欲しいです。

日系就活志望者向けには「ビズリーチ・キャンパス」を、ベンチャー志望者向けには「ニクリーチ」をオススメします。

そもそも、一概にOB・OG訪問と言っても日系とベンチャーでは意味合いがやや異なります。

日系企業におけるOB・OG訪問は「志望度の強さの確認」の意味合いがあり、形だけでも良いのでより多くの社員と会っておく必要があります。

企業によってはOB・OG訪問の数を学生ごとに記録している場合もあり、最終的にどれだけOB・OG訪問をしたかで合否が決まることもあります。

(記録していると言われるのは広告代理店業界などなど)

一方ベンチャー企業の場合はこのようなOB・OG訪問は必要ありません。

ベンチャーの場合はそもそも認知度が日系大手に比べて低いので、企業側としては「とりあえず会って認知度を高めてあわよくば入社させたい」という意図を持っています。

ですので社員は日系大手に比べて割とウェルカムな雰囲気で学生と会ってくれます。

こういった違いを上手く反映しているのが、ビズリーチ・キャンパスとニクリーチです。

ビズリーチ・キャンパスは同じ大学のOB・OGに会えるサービスであり、日系大手志望者とのシナジーが強いです。

一方ニクリーチは学歴不問で様々な企業の人とご飯を食べに行けるチャンスがあります。

登録企業もベンチャー企業が多く、ベンチャー志望者には持って来いのサービスと言えるでしょう。

▽ビズリーチ・キャンパス▽

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

▽ニクリーチ▽

焼肉を食べながら就活「ニクリーチ」

選抜コミュニティの秋選考について

Factlogic ExecutiveやAlternative Internshipsに秋から参加する人のレベルはどの程度なのでしょうか?私は都合であまり選考に行けず、結局サマーは戦コン1つしか通過しませんでした。

選抜コミュニティが秋に追加募集する目的としては主に2つ。

一つ目は「内定実績のカサ増し」です。

春選考で合格させた学生であってもサマーで必ずしもいい結果が出るとは限りません。

そこで秋選考で春に取りこぼした優秀な学生を追加合格させることで、本選考の内定実績をカサ増しする狙いがあります。

コンサルティングファームならば既にサマーで内定が出ていますし、外銀においても冬の本選考で「こいつには内定が出そうだ」と目途がつく学生もいなくはありません。

こういった人たちを優先的に囲い込んで、あたかも「自分たちのコミュニティで育成して内定させた」というように内定実績の見栄えをよくするわけです。

二つ目は「秋以降に増える日系企業とのタイアップイベントへの送客」という意味合いがあります。

先日2021年卒以降からは就活ルールが廃止されると経団連から発表されましたが、2020卒は引き続き経団連加盟企業は就活ルールを守る必要があります。

しかしウカウカしていると優秀な学生は外資やベンチャーに流れてしまうので、日系大手としても何とか対策を講じなければなりません。

そこで選考という体裁を取らなくて済み、面談という形で誤魔化しながら優秀な学生とコンタクトが取れる選抜コミュニティに日系大手はお願いするわけです。

こういう背景から日系大手の案件が秋以降は増える傾向にあります。

日系大手案件への送客のためにも優秀な人材を囲っておく必要があるわけです。

というわけで、選抜コミュニティの秋選考で合格を貰える学生像としては「サマーで外資戦コン・外銀のジョブに複数参加した人」「留学等の事情でサマージョブに参加できなかったが、合格ポテンシャルのある人」の2つになります。

この2つに該当しない人の合格倍率は基本的に低くなると考えられますが「選抜コミュニティ合格=内定確約ではない」ので、諦めずに秋冬の本選考を頑張りましょう!

TOEICは何点から履歴書に書いていい?

TOEIC780点レベルだと、プロフィールや履歴書などに書かない方が良いのでしょうか?勉強して受け直そうと思っているのですが、現時点で書くか迷っています。

これは業界によります。

一般的に日系大手の場合は「730点以上」だと書いて問題ないと思います。

ただ総合商社や航空系など海外勤務が必要となる業界の場合は、それだけでは語学力があることをアピールできるわけではないと思っておいてください。

また、外資系企業についてはTOEICで合否が決まるということはほとんどありません。

申し訳程度に履歴書にTOEICスコアを書く欄がありますが空欄でも問題ないと思います。

900点以上のスコアを持っている場合は多少加点になるかもしれませんが、それ以下ならあくまで誤差です。

学部の時に内定辞退をして大学院の時に内定はもらえる?

もし学部の時に内定を貰って院進するがために内定辞退をした後、院でもう一回受けたらどういう印象を持たれますか?院進と就職で迷っていますが、行きたい会社を学部時代に受けるべきか分からないです。

学部時代に内定辞退をした際のコミュニケーションの取り方に依存します。

というのも「迷った挙句まだ研究をしたいので院進をしたいが、御社もとても魅力的である。修士で行き詰った場合はもう一度イチから受け直させていただければと思う」という旨をしっかり社員に伝えられたなら、印象を損なうことはないかと思います。

しかしそのような詳細な理由を直接説明せず、うやむやにしながら内定辞退をしてしまった後に再度修士で受けるとなったら、企業側から見ても「なんで?」となりますよね。

内定辞退をする際はしっかりと説明をしたうえで辞退しましょう。

ただ内定の森としては「それだけ行きたい会社があるなら院進せず直接就職してしまえば?」というのが本音です。

修士に行って特別やりたいことがないのであれば、修士2年間を何となく過ごすより社会人として揉まれていく方が成長角度は高いと思います。

2019卒の中には修士を中退して少し早めに内定先に入社する予定の人も多いのが実情であり、無意味な院進は避けたほうが無難でしょう。

体育会から外コンは厳しい?

体育会に所属していてインターン参加が難しく、サマーインターンはどこにも行っていません。外コンに行きたいのですが、厳しいですか?

外資総合コンサルは十分可能性があるが、外資戦略コンサルは厳しいかもしれない」というのが内定の森としての回答です。

ここで注意してほしいのは、単なる外資コンサル(総合コンサルを含む)というだけでは市場価値は別に高くないということです。

内定者数が多く希少性が少ないこと、オペレーショナルな業務が多く戦略や経営に近い仕事をするだけではないことが挙げられます。

一方戦略コンサルは引き続き内定者数が比較的少なく、労働時間における知的労働率がまだ高い傾向にあるので、市場価値は高いでしょう。

就活生は何となく「外コン=ブランドある」と思っているかもしれませんが、以上の点で騙されないようにしてください。

本題に戻ります。

外資総コンは行けるかもしれないが、外資戦コンは厳しい可能性があると思われる理由は主に2つあります。

1つ目は選考日程の問題です。

デロイト・PwCなどの外資総合コンサルの場合は冬選考では1Dayインターン経由で内定を出したり、面接のみで内定を出したりすることが多く、比較的拘束時間を抑えながら内定を貰うことが可能です。

忙しい体育会系の人も問題はないでしょう。

一方マッキンゼーやBCGなどの外資戦略コンサルの場合は、3~4Daysのインターンが本選考の中に組み込まれており、まとまった日程をおさえられないとそもそも選考に乗れないということになります。

戦略コンサルに行きたい場合は数日間をブロックしておく必要があることに注意してください。

2つ目は就職難易度の問題です。

以前内定の森で就職偏差値に関する議論をしましたが、少なくとも就職難易度については戦略コンサル>総合コンサルというのが実情です。

コンサルティング・ファームを受ける際は個別にフェルミ推定やケース面接の対策が必要になりますが、戦略ファームの場合はプラスアルファで元々の地頭力がかなり重要です。

付け焼刃でフレームワークを覚えてたとしても、地頭力が足りない場合はそれを見透かされてしまうことになります。

地頭力があるのかどうかに加え、付け焼刃の対策をする時間さえも限られる体育会系の学生の場合は、戦略コンサル内定は結構難しいということを覚えておいてください。

とは言え、体育会系出身の人でもマッキンゼーやA.T.カーニー等に内定している人が複数いるので、諦めることなく選考にはチャレンジしてみましょう!

外銀のサマー囲われ組の裏事情

外銀ファームでそれぞれ何人ほどサマーで囲われていて、内定を取れる割合がどれくらいか教えていただきたいです。

投資銀行部門の場合は分かりやすく、ジョブ参加者約40人のうち4~5割に当たる15~20人くらいには企業側からか個別に連絡を取り、適宜ランチやディナーに誘ったり、勉強会に誘ったりすることが多いです。

各ハウスの囲い込み措置は以下の通り。

モルガン・スタンレー:個別の囲い込みを行なっておらず全員を懇親会に招待

J.P.モルガン:ウィンターまでの優遇措置

メリルリンチ:電話のみの学生、ランチ・ディナー1回の学生、ランチ・ディナー2回以上の学生という差がつけられている

シティグループ:サマー裏ジョブへの招待

UBS:ディナー及びランチ

バークレイズ:ディナー及びランチ

外銀は基本的に羽振りが良いので、オイシイご飯を奢ってもらえるのはかなり嬉しいですね(笑)

ただ、サマー囲われ組が最終的にそのハウスから内定を貰える確率は50~60%ほどでしょう。

J.P.モルガンでサマーの囲い込みを受けたにもかかわらず、ウィンターの個人ジョブで評価されずにスーパーデーに呼ばれない人も数多くいました。

メリルリンチでも囲い込みを受けていたものの、ウィンターのジョブ前面接で落とされた人も複数います。

サマー囲われ組であっても、ジョブ参加確率×スーパーデー招待率×スーパーデー通過率を掛け合わせると決して高くないと言えます。

囲われた人は有頂天にならず、囲われなかった人も悲観的にならず冬までしっかり準備しましょう。

就活に成功・失敗ってあるの?

19卒早慶で就活して中堅金融機関に行きます。就活は一度失敗したら人生終わりですかね?もう一度やり直したいけど、20卒のサマーも終わってるし負け戦のエピソードしか思いつかないです。

就職偏差値的に見たら、新卒段階では確かに失敗だったのかもしれません。

しかしひとたび会社に入ってしまうと外部との付き合いも薄くなりますし、会社内部での争いになるわけです。

マッキンゼーに入社したとしても周りはみんなマッキンゼーの社員なので、マッキンゼーだからどうこうという意識はなくなります。

入社先でいかに成果を出すか、というところにしか興味がなくなるわけですね。

内定先企業のラベルで人が判断されるのは、ぶっちゃけ大学生の間だけなのでそこまで悲観的になることもないと思います。

ただ確かに市場価値を考えると外資系トップ企業に行くに越したことはないので、サラリーマンとしてキャリアアップをするなら転職戦略を考える必要はあるかもしれません。

外資系トップファームの内定者が近くにいるなら、その人とは入社後も定期的に仲良くしておくといいでしょう。

金融セクター担当の人員に欠員が出たとき、転職できるチャンスが生まれるかもしれません。

私的な縁ほど強いものはないですからね。

他にもMBA取得であったり、人材エージェントへの登録であったりといった施策を考えておくといいでしょう。

常に自分の市場価値を意識する姿勢を持っておくのは社会人として大事になってくると思います。

面接はポテンシャル選考なの?

19卒で就活をして1社内定を貰いましたが、20卒としてインターンや本選考を受けています。ポテンシャルや人柄を見ると言いつつ面接で落ちているので、ポテンシャルすらないってことですかね?おとなしく19卒として就職しろってか?

面接で「ポテンシャル」や「人柄」を見ているのは間違いありません。

それを分かっているにもかかわらず面接通過ができないということは、質問者様が自分を客観的に見ることができていない可能性がありますね。

面接で見られているポイントが分かっているならば、あとはメタ認知をして面接の最中に「自分がこの発言をすることによって面接官はどう思うか」「どういう言葉遣いをすると面接官から反応が良いか」等という点にのみ注意していればコミュニケーションは成立しますからね。

まずは集団面接について、以下の記事を参考にしてみてください。

選抜コミュニティ・J-CADとは?

J-CADって何ですか?(震)

公式サイトは以下になります。

Goodfindが2019卒から開始した選抜コミュニティであり、日系大手・ベンチャー・外資等の様々な会社のトップ社員3名と個別面談をすることで、自分のキャリア観を醸成していくためのプログラムです。

19卒でJ-CADに参加した学生にインタビューしたところ、面談という立て付けなのである程度気軽にどんどん質問することができて企業理解が進むとのことです。

野村総研・GSアセマネ・博報堂・JT・リクルート・三菱商事・伊藤忠商事など様々な業界の企業が来るとのことですので、自分がどこに適性があるのかが見えてくるでしょう。

また、ここで企業側からも相性がいいと思われると特別優遇ルートに乗ることもできるようなので、メリットはかなり大きいと言えます。

ちなみにJ-CADプログラムの発案者はJTの米田靖之さんという方で、2018年に採用に関する書籍を出版しています。

19卒の学生からも評判は上々であり、内定の森メンバーも面白く読むことができたのでぜひおすすめです!

グループ面接での勝ち方について

グループ面接での勝ち方とは、具体的にどんな方法があるのでしょうか?

このツイートを見てくださったユーザーさんが質問してくれました。

グループ面接での勝ち方についてですが、これは至って簡単で「面接官の記憶に残るかゲー」です。

30分前後で3~4人の学生を面接するわけなので、社員としても志望動機やガクチカなどを詳細にメモしたり記憶しておいたりすることは理論上難しいです。

となると社員は何を以て評価しているのかというと「パッと見や話し方の印象」「面白い経験・もしくは面白い解釈をを言ったか」という点でしょう。

要は最低限の清潔感があり、何となく賢そうでかつ模範解答でない回答をすればいいだけです。

なんだ当たり前じゃんと思っている人も多いと思いますが、これ意外とみんなできてないんですよ。

知らず知らずのうちに上のツイートのような「量産型回答」をしちゃってるわけです。

そうではなく、もっと素の表情・口調で話したり、他の学生が経験していないユニークな経験などがあればどんどん話したりすることをオススメします。

そうでもしないと中々記憶には残らないですからね。

KPIとして「面接中にひと笑い起こせたか」というのはかなり明確な基準になるはずです。

笑いを取れたということは面接官の感情を動かして印象に残った可能性が高いということなので、比較的精度の高いKPIです。

経験そのものの面白さでもいいですし、言葉遣いの面白さでも構いません。

何かでひと笑いを取りつつ、締めるところはしっかり締めるメリハリのはる面接をしましょう。

アクセンチュアのジョブ後面接の位置づけ

アクセンチュアの本選考に進めることになりました。アドバイスお願いします!

質問を解釈するに「アクセンチュア戦略のサマージョブで評価が付いてジョブ後の面接に呼ばれたが、注意すべき点はあるか?」ということだと思います。

アクセンチュア戦略の選考フローとしては、ES・Webテスト→GD→面接→3Daysジョブ→ジョブ後面接→内定というプロセスです。

ジョブ後面接の倍率はせいぜい2倍程度で、ほとんどの学生には内定が出るようなので、基本的な受け答えができていれば問題ないでしょう。

質問内容もケース面接を行うわけでもなく、ジョブの感想や入社後にやってみたいことを訊かれるとのことです。

ただ自己紹介などを英語で簡単にするよう求められるとのことなので、英語面接が少しだけあるかもしれないという心づもりは持っておいて下さい。

応援しています!

外資のオファーレターにサインすべき?

内定前に新入社員の就業規則が書かれた書類が送られてきてサインをしました。これって外資ではよくあることなのでしょうか?

内定承諾書としてオファーレターにサインをさせるのは外資ではよくあることです。

ただこれは法的拘束力があるわけではないので、後日別の企業から内定が出て辞退する場合でもオファーレターを返却すれば問題はありません。

サインの有無によって何かが特別変わるわけではないので、内定の森としては特別な事情がない限り、もしくは企業からサインの延長をしても良いよと言われていない限りはサインをしてしまっていいかと思います。

その他の質問箱Q&A

■ インターン後にディナーに呼ばれる学生の特徴、サマー後に連絡がない場合は? etc.

■ GSAMのジョブ参加は箔付けになる?、日系IBのジョブ参加は内定直結? etc.

■ 日系就活のための自己分析、2chの就職偏差値の信憑性 etc.

■ ガクチカはどこまで盛る?、外銀各社のサマージョブの位置づけ etc.

■ OB・OG訪問に使えるサービス、グループ面接での勝ち方 etc.

■ IBDの冬選考までにできる準備、SPIの練習になる企業は? etc.

■ 筑波・横国・上智から外資内定はムリ?、総合コンサルはTOEIC必須? etc.

■ 戦略コンサルの年収、秋以降も募集しているコンサルファーム etc.

■ 冬からの外銀就活で内定は可能?、セカンドティアへの効果的な志望動機 etc.

■ 外資系金融の初任給、外銀の最終面接の突破法 etc.

ボスキャリの参加時期、コンサル人材の長所・短所 etc.

タイトルとURLをコピーしました