無い内定になる人の特徴とは?自己分析をしてスタンスを変えよう

無い内定になる人の特徴とは?自己分析をしてスタンスを変えよう

無い内定とは?

近年の就活バズワードになりつつある「無い内定」というワード。

文字を見れば大体意味は察すると思いますが、一応解説。

無い内定とは「内定が一つもない学生」のことを指し、イニシャルの頭文字を取ってNNTとも表記されます。

語源はは口頭やメールで「君に内定を出すよ」ということを企業から告げられることを指す「内々定」であり、それがもじられネットスラング化したものです。

無い内定の学生は2ちゃんねるなどでもしきりに馬鹿にされるほか、TwitterなどのSNS界隈でも嘲笑の対象になります。

もちろんリアルな友達同士であったらそれは悲惨。

「あいつまだ内定ないらしいよ」と揶揄されるならまだしも、変に気を遣われて「あ…」みたいな反応をされる方がツラいですね。

今現在就活をしていて内定が無い人はこの記事をゆっくり読んでみて下さい。

内定の森運営メンバーの中に苦戦の末に内定を勝ち取った苦労人がいたりするので、きっとタメになるはずです。

まだ就活をしていない人は、この記事を自分事としてとらえて読んでみてください。

「ワタシはゆーて無い内定になんかならないでしょ」と思ってるそこのあなた。

他人事と思って油断している人が毎年無い内定になっている事実を認識しておいて下さい。

無い内定になる人の特徴5選

では、果たしてどういう学生が無い内定の悪循環に陥りがちなのでしょうか?

内定の森的には大きく5パターンに分けられるのではと考えています。

無い内定の特徴① 高すぎるプライド

意外と一番多いのがコレ。

私は高学歴だし、就活すればどこか日系大手くらい余裕で受かるでしょ

仲が良い先輩も有名企業に行ってるし、俺もあんな感じになれるっしょ

こういった慢心が就活の失敗を生みます。

そして何より悲しいのは、こういったプライドの高い人を周りは腫れ物扱いすることです。

「その高慢ちきな態度、どうにかしたほうがいいよ」と本当は言ってあげたいのですが、そう指摘して変にマウンティングを取られたり逆上されたりしたら堪りません。

ではどうするかというと、周りは「へぇ、凄いね」「そうなんだ~」「受かるんじゃない?優秀だし」と当たり障りのないことしか言わなくなります。

そして最終的に”裸の王様”が出来上がるわけです。

今現在就活をしている学生さんからすると耳が痛いかもしれませんが、これは事実である場合が非常に多い。

外資系企業を志望している学生は多くの場合3年次/修士1年次にサマーインターンを受検しますが、こういった姿勢で臨む人は思うように結果が出ません。

サマーインターンであればしっかり反省をして、ウィンターインターンや本選考への修正が訊きます。

しかし既に本選考の時期を迎え、反省している時間がない場合は要注意。

手遅れにならないうちにまずは気づきましょう。

無い内定の特徴② 意識高い系学生である

「高いプライド」とカブる部分もありますが、無い内定学生の特徴として次に多いのは意識高い系学生。

大学1年生や2年生の頃から学生団体に所属したり、長期インターンをしたりしていたような人です。

この行為自体は大変良いことであり、内定の森としても大学1年生・大学2年生からの就活対策として推奨しています。

しかし注意すべきは「学生団体経験」や「インターン経験」という肩書きばかりに目が行っていないか、ということです。

「長期インターンしてたんだよね(ドヤ)」みたいなのが好きな人は、確実に意識高い系学生です。

そういったマインドに1ミリでも心当たりがある人は、徹底的に自分と向き合いましょう。

そういった”浅はか”なマインドセットは、意外にも企業の人はよく見ています。

運よくグループディスカッションや1次面接は通過したとしても、最終面接の通過は非常に難しい。

何せ相手は何十年も学生を見てきているプロなわけですからね。

直木賞作家となった朝井リョウ『何者』にも、意識高い系学生が就活に苦戦する様子が描かれています。

無い内定の特徴③ 受検業界を絞り過ぎ

地味にこの理由も多いかもしれません。

自分が向かない業界を受け続けて落ちているパターン。

「ワタシは〇〇業界じゃないと嫌だ!」と頑なに考えている人は、なぜその業界に固執しているのかを再考してみましょう。

「企業ブランドがあって親や友達に自慢できるから」

「先輩が働いていてカッコいいから」

「自分の市場価値向上に最適な成長環境だから」

様々な理由があるでしょう。

しかし、果たしてそれはその業界だけでしか実現できないものでしょうか?

周りに”ドヤりたい”から総合商社に固執して落ち続けている人は、果たしてそれは他の日系大手ではダメなのでしょうか?

トヨタ自動車やソニー等は日本の一流企業ですし、十分周りに”ドヤ”れます。

「〇〇先輩がカッコいいからワタシも!」と思っている人は、一時期の浅い感情に流されていませんか?

就活が近くなってきた時期に〇〇先輩とたまたま関係が近くなったから、そう見えるようになっただけではないですか?

どの業界に行っても、自分の価値観に合う上位互換の先輩はいるはずです。

自分の市場価値向上のために外資戦略コンサルティング業界を受け続けて落ちている人は、果たしてそれは他の業界では実現不可能でしょうか?

同じ外資系ならば外資系メーカーや外資系投資銀行という選択肢もありますし、思い切ってスタートアップに身を投じてみるという手もあります。

はたまたMBA留学支援のある総合商社などをファーストキャリアに選び、MBAを挟んだ後に戦略コンサルに再挑戦するという考えもあります。

少し視野を広げてみるだけで、こんなにも選択肢はあるものです。

無い内定の特徴④ ビジネス会話への不慣れ

「就活対策どうすればいいですか?」「面接で刺さるセリフとかありますか?」などの直線的な質問をしてしまう人は要注意。

ビジネスコミュニケーションに不慣れである可能性が高いです。

就活はビジネスフィールドでの戦いなので、これまでの受験勉強とはだいぶ違ってきます。

解答をより早く正確にアウトプットする場ではないということです。

相手の面接官の風貌や雰囲気によって回答は変えるべきです。

集団面接やインターンなど他の学生もいる場であれば、自分を相対化して考えてその場に応じて臨機応変に振舞う必要があります。

漫然と聞かれたことに答えていてはビジネスパーソンとして筋が悪いです。

自分を一つの商品として考え、相手の要求を汲んだような回答をしてください。

相手のニーズを汲んだ受け答えによって会話のキャッチボールを成り立たせるのがビジネスコミュニケーションです。

学生の間では中々体験することのできないコミュニケーション手法ですが、それは周りも同じ。

早くビジネスの世界に慣れていきましょう。

無い内定の特徴⑤ 就活への準備不足

これは元も子もないですが、最後にある理由とすれば単純な準備不足。

業界に対する知見もなければ、受検している企業の強み・弱みやビジネスモデルについて把握していないという状態ならば落ちて当然のはず。

前述の通り受験勉強ではないので解答を丸暗記するのは逆に”バカ”ですが、最低限の知識を入れておくことは重要です。

その業界がどのような特性を持っているのか、当該業界の中で企業Aはどのようなポジションなのか、といった点を深めていく必要があります。

合同説明会が開催されている時期であれば、積極的に参加してみてください。

他業界との比較感も含めて、ザックリとした理解はできるはずです。

無い内定学生の末路は悲惨…

自分を改善できないまま、無い内定で就活を追えてしまった学生の末路は結構悲惨です。

内定の森運営メンバーが知っている事例をここでは3つ挙げます。

無い内定事例①女子大生Aさん

まず1人目は都内女子大生のAさん。

帰国子女だった彼女は自分に自信がある系の典型的な”高飛車女子大生”でした。

「海外を股にかけて仕事をするキャリアウーマンになりたい」という夢を持って、彼女は大学3年次に外資系企業の選考を受けます。

サマーインターンは思ったよりも苦戦し、外資メーカーは全落ち、外資コンサルも戦略ファームは全落ち、外銀は2社参加という結果に。

しかし中途半端に結果が出てしまったことで「そうは言っても私は優秀なのね」と勘違いが加速。

自分を見つめ直すタイミングを見失ってしまった彼女。

結局インターンに参加できた2社とも、その後のランチ囲い込みなどを受けることはありませんでした。

そしてウィンターの本選考へ突入。

日系企業やベンチャー企業のインターンも多く開催されているため、他業界のインターンも積極的に受検するのが”リスクヘッジ”になるこの時期。

しかし彼女はサマーインターンに参加できた外銀業界に固執し「私は高給取りになって、後々はニューヨークオフィスで働く」と夢を肥大化させていきます。

結果として外銀2社のウィンターインターンに参加し、1社からは最終面接に呼ばれました。

「内定が出たらこういうことして、ああいうことして…」と夢を膨らませた彼女。

だがそれは捕らぬ狸の皮算用で、彼女は最終面接で落とされてしまいます。

一気に奈落の底に突き落とされたAさん。

その後日系企業の本選考も何社か受検しますが、外資系企業へのコンプレックスがさらに彼女を高慢ちきにします。

結果、どの企業からも内定はもらえずじまい。

その後彼女は就職留年をしたようですが、詳細は分かりません。

無い内定事例②中堅大学Bくん

次にご紹介するのは、中堅大学に所属する男子大学生・Bくん。

彼は中堅大学出身ということにコンプレックスを持っており、就職活動では名前のある有名企業に行きたいと考えていました。

そして、1つ上の先輩が内定していた総合商社業界への憧れを強めていきます。

3年生の秋冬頃から積極的にOB・OG訪問を繰り返し、知見を深めていきます。

先輩からも「お前は商社マンっぽい」と言われたことをBくんは誇りに感じていました。

何の気もなく先輩がポロっと適当に言った一言に、彼はその後固執していくことになります。

他の同級生は銀行からメーカーからITコンサルまで様々な業界を受けていましたが、Bくんは頑なに総合商社志望を変えません。

「ES出すのがダルい」「行きたくもない企業に入っても仕方ない」という理由で、彼は総合商社や一部の証券会社にしかESを出しませんでした。

しかし冷静に考えてみれば、Bくんは中堅大学出身。

地頭もコネも強い上位大学の学生との競争になると、合格率は高く見積もっても30%。

「先輩が入ったから」という理由を持ち出したとしても、その先輩はたまたま運が良かっただけかもしれません。

そういった客観的な事実から目を背け、自分に都合のいいように解釈を捻じ曲げていったBくん。

結果はお察しの通り。

総合商社は全滅、中途半端な業界研究しかしていなかった証券会社も全滅。

みんなが内定を決めて遊んでいた大学4年の9月になって、ようやくベンチャーの内定を獲得しました。

しかしその中小企業も夏前に内定者をほぼ出し切っており、既に内定者コミュニティも出来上がっている状況でした。

Bくんは何となくコミュニティに馴染めず、苦労したと言います。

結局内定はもらえましたが、もっと早くからベンチャーや中小まで広げて見ていればこんなことにはならなかったはずです。

無い内定事例③大学院進学Cくん

別のパターンだと、大学院進学を選んだCくんの事例があります。

彼は学部時代にも就活をしていました。

彼は経済学部ということもあり、金融系の会社に興味を持っていました。

その中でも政府系金融機関に興味を惹かれ、志望度を上げていきます。

しかし彼が問題だったのは、典型的な「勉強ができる大学生」だったということ。

コミュニケーション能力にやや難があったわけです。

彼は政府系金融機関に絞りつつも他業界もしっかり受けていました。

その点は評価できるのですが、いかんせんコミュニケーションが直線的。

模範解答を言うだけの人、という域を抜け出せなかったようです。

「頭は良いが没個性的でつまらない」と思われたのか、合計8社の企業を受けて8社とも落ちてしまいます。

政府系金融機関に限らず、メーカーやコンサルティング・ファームも受からずじまい。

しかし彼は就活と同時に大学院への進学も考えていました。

大学院の勉強が忙しかったししょうがないよな。それにまた2年後に就活をやり直せばいいだけだし

彼はその後大学院の院試の勉強へ切り替え、無事合格して進学を決めました。

ただし就活でまともに自分と向き合いきれなかったCくんは、院進したとしても同じような壁にぶち当たるはずです。

無い内定を脱する自己分析とは?

さて、それでは無い内定を脱するためにはどうすればいいのでしょうか?

業界研究・企業研究をするのは勿論ですが、多くの人が最初にすべきは自己分析です。

「自己分析」というと何だか薄っぺらく聞こえますが、一番わかりやすいワードなので敢えて使います。

徹底的に自分をえぐり出してください。

自己分析① 見栄や虚勢を自覚する

プライドが高かったり、意識高い系学生だったりに当てはまる人はまずここから。

自分の見栄や虚勢を自覚しましょう。

承認欲求が高く、他者から認められたいと思うことはごく自然なことです。

ただ、承認欲求をしっかり認識してどう向き合っていくかのスタンスを決めるのは重要です。

それを隠そうとするのも無理が生じますし、あからさまに「構ってちゃん」な態度を出し過ぎると嫌われます。

自分のキャラによってもそのスタンスは変わるので、まずは以下の3ステップで内省をしましょう。

① 自分がどう見られているか

② 周囲からの目と自己評価に乖離がないか

③ 乖離をどのようにして埋めていくか

この3つの振り返りができるかできないかで、人間的成長の度合いも大きく変わります。

それは勿論内定の有無にも直結します。

自己分析② 業界への偏見をゼロにする

業界を変に絞り過ぎている人に推奨します。

「広告代理店はチャラチャラしてるから嫌だ」

「子会社は規模が小さいから嫌だ」

「ベンチャーは倒産しそうだから嫌だ」

こういった他業界に対する偏見を持っている人は、まず合同説明会や会社説明会に足を運んでみて下さい。

意外にそんなことはないはずです。

広告代理店にだって真面目な人はいますし、子会社だってポジションによっては裁量権のある仕事ができる可能性があります。

ベンチャーだってしっかりとしたビジネスモデルと資本政策ができている会社であれば、向こう10年は倒産するリスクも低いはずです。

自分の中で他業界に対して拒否反応が出ている理由は何か、その拒否反応は単なる偏見なのではないか、と繰り返し自問自答してみましょう。

意外にも自分にマッチする企業は食わず嫌いの業界にあるかもしれません!

自己分析③ 就活支援サービスの手を借りる

これは最後の手段。

自分の中で化学反応を起こすための触媒として、就活支援サービスの手を借りるのはアリです。

あくまで主体は自分なので、学習塾のように過度に頼り過ぎるのはよくありません。

自分の意思決定や自己認識を深めたい際に、必要となる情報を貰いに行きましょう。

相手は毎年学生を見てきているプロです。

聞き方や態度を工夫すれば、有益なアドバイスが貰えるはずです。

無い内定から内々定になろう!

以上、無い内定学生の特徴と改善するための自己分析手法でした。

内定の森運営メンバーも就活に苦労したからこそ、その苦しみはよくわかります。

しっかりと自分と向き合って内定を確保し、納得できる就職先を決めましょう!

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