集団面接で「あ、こいつ落ちるな」と思う学生の特徴5選

就活対策-基礎-




就職活動で一番多い面接形態は集団面接

総合商社、メガバンク、損保、日系メーカー、外資系金融、ITベンチャー…

どの業界においても1次選考~2次選考は集団面接が8割以上の確率で実施されます。

集団面接とは簡単に言うと、社員1~2人 vs 学生4~6人程度の形式で行われる面接形態のことです。

時間は1時間程度である場合が多く、単純に人数で割ると10~15分程度しか自分のアピール時間がないシビアな面接形態と言えるでしょう。

コツをつかんでしまえば集団面接の通過率は100%に近くなるのですが、アピールポイントが分かっていないといつまでも苦手意識がぬぐえない選考であるのも確かです。

集団面接突破のコツは別の記事に任せるとして(後日書きます)、今回は集団面接で落ちがちな学生の受け答えをまとめてみました。

内定の森メンバーの経験してきた合計面接数は100回を超えるので、結構精度の高いものになっているはずです(笑)

集団面接あるある言いたい

では早速、集団面接で落ちる人あるあるをいくつかご紹介しましょう!

「私の〇〇は3点あります」厨

社員「では弊社に対する志望動機を教えてください」

学生「私が御社を志望する理由は3つございます。1つ目に飛躍的な成長が遂げられるということです。(中略) 2つ目に社会に与えられるインパクトの大きさです (以下省略)

社員「(コイツ、スクリプト暗記してるだけやん。つまんねぇ)

エントリーシートで多用される「3点あります」ですが、面接で実際にこれをやられると社員さんは萎えます。

スクリプトを暗誦しているだけのように思えますし、何より冗長になってダレるので(笑)

それよりも伝えたいことを1つに絞り、そう思った経験や背景をリアル感を持って話したほうがよっぽどいいです。

面接はエントリーシートと違い、細かい文脈や表現を伝えられるのが特徴と言えます。

話す内容は勿論のこと、口調・声・表情などの感覚情報も合わせて面接官に見てもらえるため、伝えられる情報が非常に多いわけです。

そのような特性を理解せず、まるで人工知能のようにテンプレートを読み上げているだけでは社員さんの気を引くことはできません。

集団面接ということもあり、社員さんは1人ひとりの文言をすべて覚えておくことは不可能です。

話す内容や話し方などを含めて自分の素の人柄をアピールし、印象に残るような振る舞いを意識しましょう。

「経済系のゼミアピール」厨

社員「学生時代に頑張ったことを教えてください」

学生「私は〇〇ゼミでコーポレートファイナンスの勉強をしておりました。〇〇ゼミとは企業分析をするゼミでして、毎週1銘柄以上を選出して財務分析を行なっていました」

社員「へぇ、例えばどんな企業をどんな感じに分析したの?」

学生「××株式会社です。××株式会社は現在の売上は〇〇億円で、その原因は市場の変動だと考えていて(以下省略)」

社員「(コイツ、どっかで読んだ記事かレポートの受け売り程度の分析しかしていないのか)

経済学部系の学生に多い失敗ですね。

なぜこれがイマイチなのかというと「経済系のゼミにいる」とアピールすると、社員側の期待値が上がってしまうからです。

その期待値以上の回答ができそうならば全然押してもらって構いません。

しかし経済学部系のゼミでガチで勉強している人は多くないのではないかと思います(経験者は語る)。

「あそこはラクなゼミだから」「友達も入ってるし代返してもらえそう」などという非本質的な理由で入ゼミをしている人がほとんどのような気がするんですね。

それにもかかわらず、経済のゼミに所属していたことをアピールしてしまうと墓穴を掘る形になってしまうわけです(笑)

経済系のゼミをアピールする際は「もともとは何も分かっていない中で〇〇というゼミに入ったのですが、入ゼミして純粋に面白いと感じ~」みたいな形で期待値を下げる伝え方をしたほうがいいでしょう。

そうすれば社員さんも突っ込んだ質問をそこまでしてこないでしょうし、逆に学生の等身大の受け答えのように感じられて高評価が貰える可能性もあると思います!

「学生団体ドヤ顔」厨

社員「大学4年間で一番頑張った経験はなんですか?」

学生「国際交流系の学生団体で代表を務めました。この団体は留学生との交流支援を行なう団体で、私は30人の組織のトップとしてまとめました(以下省略)」

社員「(意識高い系かぁ。こういう子って自己顕示欲強いし自己評価も高めだから一緒に働きにくいんだよね…)

学生団体ブームが始まってから久しいですが、ガクチカで学生団体での活動経験を過剰にアピールすることは逆効果になります。

というのも学生団体に所属している人の大半は「ビジネスごっこをしている私、意識高くて大好き!」と自意識過剰な奴なのではないか、と思われていることが多いためです。

学生団体の代表経験をドヤ顔で語るくせに、経済のニュースやファイナンス知識に疎かったりすると「ああ、この子は単なるええかっこしいなのね(笑)」と思われてしまいます。

学生団体経験も経済系のゼミアピールと同様に、社員側の期待値を上げてしまう結果になってしまうわけですね。

上手く伝えればプラスになるにもかかわらず、だいたいの学生は勘違いをしているのでこういった現象が起こってしまうわけです。

学生団体経験を上手く伝える際に気を付けることは、やはり期待値コントロールでしょうね。

「元々は組織運営などもしたことがない中で、見よう見まねで〇〇ということをやってみまして~」と言った形で謙虚さをアピールしつつ自分の経験内容を話すことが望ましいでしょう。

こういったアピールをすることで「この子は経験から色々な示唆出しをして謙虚に学べる子なんだな」と思ってもらえます。

学生団体での活動は入社後のビジネス経験に比べると屁のようなものなので、あまりドヤ顔をし過ぎず謙虚にアピールをしましょう!

「所属学科の名前長い」厨

社員「では簡単に自己紹介をお願いいたします」

学生「慶應義塾大学経済学部経済学科経済学専攻3年の〇〇と申します(以下省略)」

社員「(…長い)

形式ばった言い方で自分の学科や専攻の正式名称を言う人たち、多いです。

内定の森的にはもっと砕けた表現で自己紹介をしてもらったほうが社員さん的には嬉しいだろうなぁとは思います。

「慶應経済3年の〇〇です。学科は経済学でマクロ経済を専攻していまして~」という形でカジュアルに回答する方が良いのではないでしょうか?

他の学生が形式ばった自己紹介をする中で、少々砕けた形で自己紹介をすることで社員さんの気を引くことも可能ですし良いことだらけだと思います。

「歯の浮くセリフ羅列」厨

社員「弊社の魅力についてどう感じていますか?」

学生「私は御社の魅力に関しては、ヴィジョナリーな企業理念と社員の皆様の雰囲気から感じられる風通しの良さの大きく2つをヒシヒシと感じております。企業は利益創出の他にも社会貢献という責務も担っており(以下省略)」

社員「(うわぁ、この子絶対本心ではそんなこと思ってないよ)

「ヴィジョナリー」「企業理念」「風通し」「社会貢献」といったキラキラワードは要注意。

これら言葉を使うと一気にうさん臭さが増します(笑)

普通の学生が日常的に使うようなワードを使うと、どうしても使い慣れてない感が出てしまうわけですね。

誤魔化せてると思っても、誤魔化せてません。

こういった綺麗事を並べ始めた瞬間に「あ、この子の話は聞かなくていいや」と思われてしまい、その後の質問も塩対応になってしまう可能性が高いです。

集団面接でこういったレッテルを1回貼られてしまうと致命的です。

というわけで自分が普段使い慣れていないような言葉はできるだけ使わないほうが吉です。

同じ内容を伝えるなら「会社説明会で聞いた〇〇という企業理念を社員さん1人ひとりが大切にしているような感じがして、私もココで働きたいと強く思いました」といったように地に足ついた言葉で伝えてください。

まとめ:もっと素の自分をさらけ出そう

以上集団面接で落ちる人あるある5選でした!

皆さん、もっと素の言葉を使っていきましょう!

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