コンサル志望者がマッキンゼーを目標にすべき3つの理由

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戦略コンサル最高峰のファームであるマッキンゼー

世界最高の戦略コンサルティング・ファームと言われているマッキンゼー。

世界中に支社を持ち、現地の大企業に対してコンサルティングを行なっています。

マッキンゼーの特徴は何と言っても「ベスト・プラクティス」を謳っている点。

世界中のコンサルティング事例をノウハウとして持っていることがベスト・プラクティスを可能にしています。

例えばA社に対するコンサル案件の場合、類似企業B社の事例を持ってきて成功率の高い経営戦略に落とし込むことができるということです。

“マッキンゼーにはフレームワーカーが多い”と他のコンサルティング・ファームが揶揄することもありますが、勿論地頭のない人材は皆無で知的なブレーンが集結しています。

知的なブレーンがベスト・プラクティスを必死に考えるわけですから、強くないわけがありませんね(笑)

就職偏差値も圧倒的トップを誇る

2chの就職偏差値では、外資系金融のゴールドマン・サックスと並び就職偏差値はトップに君臨しています。

内定の森でも以前トップ学生を基準にした就職偏差値ランキングを作成したことがありますが、やはりマッキンゼーはトップに設定をしました。

マッキンゼー・BCG・ベインのMBB3社から内定をもらった場合、就活生は99%の確率でマッキンゼーを選ぶんですよね。

客観的な視点を持った上でもそれだけのパワーを有しているコンサルティング・ファームと言えます。

コンサル志望者がマッキンゼーを目指すべき3つの理由

そんな最強のコンサルティング・ファームであるマッキンゼーですが、就活生がマッキンゼーを目指すべき理由は幾つかあります。

「同じコンサルティング会社なら、トップに行ったほうが良いに決まってる!」という安直な理由ではなく、客観的に見たマッキンゼーの強さを解説していきたいと思います。

ネームブランドによりキャリアの幅が広がる

“マッキンゼー”という社名は何より知名度が抜群です。

1980年代に当時のマッキンゼー日本支社長である大前研一氏が盛んにメディア露出をしたことで、マッキンゼーの名前が世間に知れ渡るようになりました。

大前研一氏の書籍で有名なのは、何と言っても『企業参謀』でしょう。

内定の森メンバーも、内定者時代に『企業参謀』を読み漁る人が結構います。

1985年に初版が出ていますが、今でも十分示唆に富んだ内容です。

ROE・ROI等の指標の関係性を説明し、経営者はこう言った指標を意識しながら経営することが必要だということを述べています。

今でこそ政府も「ROEを8%以上にしろ!」と民間企業に働きかけたりするくらい常識となりつつある価値観ですが、それを30年以上も前に主張し始めていたわけです。

大前さんの凄さが垣間見えます。

DeNAの創業者である南場智子氏も1986年にマッキンゼーに新卒入社する際、厳格な父親に「マッキンゼーに行く」と伝えたところ「おお、大前研一の会社か。いいじゃねえか」とすんなり認めてくれたという思い出話を綴っています。

それだけ信用力があり注目を集めたコンサルティング・ファームであるマッキンゼーのブランド力は絶大な力を誇ります。

マッキンゼー出身者を求めるプライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)も多いですし、スタートアップはCOOや社外取締役にマッキンゼー出身者を置くことも多いです。

これはマッキンゼー出身者が比較的野心家で上昇志向が強いということもあるかもしれませんが、同じトップファームであるBCGやベインと比べるとマッキンゼー出身者は各業界に散らばっています。

コンサル人材の量が増え市場価値が低減しているといわれる昨今ですが、まだマッキンゼーブランドは存分に生かすことができそうです。

英語を使ったコンサルティング経験ができる

同じトップファームであるボストン・コンサルティング・グループ(BCG)との対比で見ると顕著です。

BCGは国内案件に注力しており、上流の戦略案件から下流のオペレーション案件までを事細かに請け負う戦略を採っています。

一方マッキンゼーはまだ戦略案件が多い上に、海外進出案件など海外が絡む案件が多い印象があります。

そういった中で現地のマッキンゼー支社とのコンタクトも発生し、英語で案件をこなす経験が持てるというのはキャリア形成にとってプラスになるでしょう。

海外を視野に入れたスタートアップへのジョインや海外案件の多いPEファンドに就職できる可能性も上がり、セカンドキャリアに有効な経験となりそうです。

マッキンゼーOB/OGとのコネを活用できる

先ほど大前研一氏と南場智子氏をご紹介しましたが、それ以外にもマッキンゼー出身者は数多く存在しています。

マッキンゼーの主なOB/OGリストは以下の通り。

■ 大前 研一 氏

元マッキンゼー日本支社長。現ビジネス・ブレークスルー大学学長。主著に『企業参謀』『平成維新』など

■ 波頭 亮 氏

『戦略策定概論』『プロフェッショナル原論』『思考・論理・分析』などのビジネス名著を持つ経営コンサルタント

■ 南場 智子 氏

DeNA代表取締役。元マッキンゼーパートナー

■ 高島 宏平 氏

野菜ECを中心とした食品サービスを手掛けるオイシックス創業者

■ 川鍋 一朗 氏

現日本交通代表取締役会長。タクシー業界の再建に尽力

■ 豊田 剛一郎 氏

現株式会社MEDLEY代表取締役医師。脳神経外科医としての勤務経験もある

■ 安宅 和人 氏

現Yahoo株式会社CSO。主著に『イシューからはじめよ』

■ 伊賀 泰代 氏

マッキンゼー元採用マネジャー。主著に『採用基準』『生産性』

■ 勝間 和代 氏

著述家・評論家。メディア露出でもお馴染みの経営コンサルタント

■ 瀧本 哲史 氏

エンジェル投資家。京都大学客員准教授。主著に『武器としての決断思考』など

■ 石井 てる美 氏

東大工学部・マッキンゼー出身の異例お笑い芸人として注目を集める

その他政財界や大学教授にもマッキンゼー出身者が多いほか、海外でもマッキンゼー出身者は様々なフィールドで活躍をしています。

そのためマッキンゼー出身者は「マッキンゼーマフィア」と呼ばれていますね。

こういったアラムナイ(卒業生)に対してマッキンゼーは割とウェルカムな対応をしており、マッキンゼーの現役社員との交流も一定程度持たれているようです。

現にマッキンゼー出身の起業家が「起業の際の手続きやビジネスプラン作成の時にOB/OGの方々に非常にお世話になった」と言っており、各業界に広がるコネを上手く活用できると自分の可能性は広がっていくと言えそうです。

こういった特徴はコンサルティング業界でも異質であり、マッキンゼーだからこそ得られる人脈なのかもしれません。

気になるマッキンゼーの選考スケジュールは?

さて、ここまで記事を読んでくれた皆さんはマッキンゼーを受けたくてたまらなくなったのではないでしょうか?(笑)

マッキンゼーの選考は基本的にインターン経由での選考のみとなっています。

2020卒からはサマーインターン選考が復活し、既に内定を保持している学生もいますね。

インターンはサマー・ウィンター(場合によってはスプリングにずれ込むことも)の2回開催がされています。

選考フローは以下の通り。

① 書類選考

エントリーシートや履歴書などの書類を提出

② 筆記試験

会場で受検する年度と自宅受検Webテストの年度とでバラツキはありますが、マッキンゼーのWebサイトに過去問が上がっているので参考にしてみましょう

マッキンゼー筆記試験過去問

③ ケース面接

2日に分けて面接官とのケース面接が行われ、資料が与えられる場合もあります

④ インターン(3日間)

1回の参加者は30~40人で選考倍率は2~3倍程度です。翌日に電話で内定の連絡がきます

2018年に関西オフィスを開設したこともあり、マッキンゼーは以前よりも採用人数を増やしています。

その分合格確率が上がっていることが考えられますので、積極的にチャレンジすべきです。

マッキンゼー公式Webサイトで選考情報をチェックしておきましょう!

内定の森でも「戦略コンサル内定への道」シリーズでコンサルティングファームの選考対策をまとめているので、ぜひ見てくださいね。

まとめ

以上、就活生がマッキンゼーを目指すべき理由について解説しました。

選考の壁は厚いですが、受検するのは無料なので積極的に調整しましょう!

おまけ:マッキンゼー出身者の名著リスト

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