コンサル志望者におすすめの本・問題集10選【完全保存版】

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コンサルティングファームは「ケース面接」という特殊な面接を学生に課してきます。

あるビジネスケースを想定してトップダウンで問題を分解し、施策までたどり着く際の思考プロセスを見られます。

今回はコンサルティングファームを志望する学生にオススメの本や問題集を内定の森がまとめました。

ぜひブックマークしておきましょう!

コンサルティングファームの選考フロー

コンサルティングファームと言っても戦略・総合・人事・会計など業種として様々なですが、一般的には以下のフローで行われます。

ES・筆記→ケース面接→ジョブ→内定

ジョブと内定の間に役員面接や追加のケース面接が含まれる場合もありますが、基本的にはこのような流れで進むことが多いです。

特に戦略コンサルティングファームの場合、ES・筆記はほぼ全通でケース面接でバッサリ落とすことが多いと言えるでしょう。

そのためコンサル志望者は、ケース面接の対策が必要になることは間違いないでしょう。

ケース面接とは?

「そもそもケース面接って?」という人に改めてご説明。

ケース面接とは「実際のコンサルの案件のようなお題を与えられ、それを面接官とのディスカッションの中で解いていく面接形式のこと」を言います。

一般的によく行われる人柄や経験を問う面接とは一線を画す内容となっています。

フレームワークであったり実際のビジネス事例のストックはあるに越したことはないですが、それ以上にベースの思考力が合否を分ける面接ですね。

フェルミ推定とは?

ビジネスケースを解くにあたって「このお店の一日の売上推定してみて」「〇〇市場の市場規模ってどのくらいだと思う?」といったことが訊かれます。

これが一般的に言われる「フェルミ推定」です。

答えが一見分からないお題でも、自分の身の回りの事象や持ち合わせている知識を元に推定していく方法です。

コンサルティングファームに入ると、こういった思考法は普通に使うので何も特別なことではありません。

コンサル志望者はきっちりと押さえておきましょう。

コンサル対策の必読書10選

ここで、内定の森としてコンサル志望者が読んでおきたい書籍をまとめました。

あまり乱読するのも良くないですが、時間があったり何か対策してないと不安だという人は以下の中から適当に選んで読んでおきましょう!

波頭亮『思考・論理・分析』

東大経済→ マッキンゼー → コンサル起業 というピカピカの経歴を持つ波頭亮さん。

大前研一さん(ビジネスブレークスルー大学学長)、南場智子さん(DeNA社長)などが在籍していた黄金期にマッキンゼーにいらっしゃった方です。

『思考・論理・分析』は非常に綺麗にまとまっており「思考とは何か」という根本にまで迫ることができます。

コンサル志望者は必読と言えるでしょう。

その他、波頭亮さんの本では『戦略策定概論』や『プロフェッショナル原論』は評価の高い書籍なので、この本が気に入ったら読んでみてください!

安宅和人『イシューからはじめよ』

東大理系院 → マッキンゼー → ヤフーCSO というまたまた輝かしい経歴の方の本です。

コンサル関連の書籍を読むと、マッキンゼーの強さを感じますね。

まあひと昔前のマッキンゼーが凄かっただけで、今のマッキンゼーがどうかというのはまた別の話かもしれません。

『イシューからはじめよ』は「何がそもそも問題(イシュー)なのか」「それを見極めてどう解決するか」といったことのヒントが載っています。

18卒・19卒の内定者もこぞって読んでいた良書なので、ぜひ買って読んでみましょう!

内田和成『仮説思考 BCG流問題発見・解決の発想法』

今度は打って変わってBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)代表まで上り詰めた経験を持つ内田和成さんの書籍です。

後年に出された『論点思考』とシリーズになっています。

『論点思考』は先ほど紹介した『イシューからはじめよ』と合わせて読むと効果的かもしれません。

個人的には『仮説思考』のほうがケースやジョブで役立ったなという経験があるので、ココでご紹介しておきます。

実際のビジネスケースが数多く載っており、どのように問題発見に至ったか、そしてどのように問題解決したかの手法が分かります。

施策を丸パクリするのは賢くないですが、知識のストックとして持っておくに越したことはないでしょう。

バーバラ・ミント『考える技術・書く技術』

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)は日本語訳すると「漏れなくダブりなく」という意味ですが、そういった概念を広めたパイオニア本の一つです。

また、構造化をする際に使えるピラミッドストラクチャーについても詳述してある本なので、時間がある人はぜひ一読しておきましょう。

注意点としては海外の人が書いた本の和訳なので、ちょっと読みにくさがあるくらいでしょうか。

細谷功『地頭力を鍛える』

就活生界隈の中に「地頭」「フェルミ推定」という言葉を広めた第一人者である細谷功さんの書籍。

恐らくこの本からフェルミ推定ってバズったんじゃないですかね。

今から読むと非常にオーソドックスな内容ですが、勿論役に立つことも多く書かれています。

大石哲之『過去問で鍛える地頭力』

地頭力が続きます(笑)

こちらは書籍というより若干問題集っぽい作りです。

ビジネスケースの例題が何題も用意されており、どのようにすれば筋の良い解決方法に辿り着けるかのヒントを得られると思います。

18卒・19卒で読まれていたランキング(内定の森調べ)で言うと、トップ5には入っていたと思います。

渡辺健介『世界一やさしい問題解決の授業』

こちらもマッキンゼー出身の方の本です。

こちらはあまり読んでいる人はいなかったのですが、内定の森の回りのある就活生がこの本を熱心に読んでいたのもあってご紹介します。

読み手のターゲット層が他の本よりもやや落とされているので、読んでいてスッと入ってくると思います!

『現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート』

これは有名ですね。

東大のケース面接研究会(?)なるサークルの皆さんが10年前くらいに出版した問題集になります。

勿論現在ではこんな簡単な問題が出ることは少なくなっていますが、基礎的な考え方を押さえるという面では必読書と言えるでしょう。

コンサル内定者は多かれ少なかれ、この本に1度は触れていますね。

『東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート』

こちらもコンサル内定者が必ず触れる本ですね。

しかし、このケース問題ノートをやりこんでフレームワークや公式を暗記するのは微妙と言えるでしょう。

フェルミ推定ノートは定量的のため若干対策ゲーのところがありますが、ケース面接はベースの思考力が重要になるため一概に対策はしきれないので。

参考として「こんなフレームワークがあるんだ」「私だったらこういう考え方するけどな」といった形で使うのが上手い使い方だと思います!

『戦略コンサルティングファームの面接試験』

ハーバード大学就職課で勤務されていた方が、これまで数多く見てきた就活生のノウハウを書籍化したものです。

ゴリゴリの対策本なので、あんまりやり込んでしまうと逆に柔軟な思考が止まる可能性があるので、まあほどほどに(笑)

マッキンゼー対策として、網羅的な思考法を鍛えるために少し取り組んでみるのがオススメでしょう!

まとめ

以上、内定の森によるコンサル書籍のまとめでした!

ぜひこちらで対策をしてケース面接やジョブを突破していきましょう!

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