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質問箱Q&A集【Part10】

外資系金融の初任給

外資系金融で初任給が一番高いところはどこのファームでいくらですか?

基本的にどこのハウスも初任給で提示されるベース給はほとんど変わりません。

ボーナスは多少変わりますが、こちらは何とも言えないのでベース給のみのお話をさせていただきます。

ベース給に関してはハウスで変わるというよりも、部門によって変わります。

フロントオフィス(IBD・マーケッツ・アセマネ)は、ベース給800~900万+ボーナスが基本です。

バックオフィス(オペレーションズ・テクノロジー・トレジャリー等)は、ベース給650~750万+ボーナスである場合が多いです。

稼ぎ頭であるフロントオフィスのほうがベース給の絶対額が大きいのは勿論ですね。

しかしクビリスクや労働時間を総合的に鑑みて一番コスパが良いのはバックオフィスです。

特にオペレーションズやテクノロジーは、マーケットに影響される業務が少ないため基本的にホワイトです。

時給という面で考えると最も良いのではないのでしょうか?

ただしセカンドキャリアのことまで視野に入れるならば、絶対的にフロントオフィス(特にIBD)のほうが需要はあります。

バックオフィスに新卒入社した場合は社内異動という形でフロントに移るか、もしくは業界内でバックオフィスを転々とする場合が多くなります。

(数で多いのは圧倒的に後者です)

給与の絶対額で決めるか、時給で決めるか、セカンドキャリアへの汎用性で決めるかの選択は十分に注意しましょう。

外銀の最終面接(スーパーデー)の突破法

外銀最終面接に通過するためのアドバイスなど何かありますか?

この質問はですね、結構難しいんですよね(笑)

というのも明確な評価軸が存在しているわけではないからです。

外銀の最終面接はスーパーデーと呼ばれ、Managing Director 6~10人と同日に個別面接を行なう形式です。

すなわちMDが「コイツはウチの会社に合ってて、とりあえずゴリゴリ働いてくれそうだな」と思ってくれるかどうかが全てだということです。

MDの皆さんも忙しい仕事の合間を抜けてきて面接をしてくれているので、明確に「コレ!」という判断指標をゆっくり考えて準備しているわけでもありません。

というよりこれまで何年も若手バンカーを見てきているので、感覚的に分かってしまうんでしょうね。

「コイツは良い」「コイツはダメだ」というのが(笑)

質問に関してもオーソドックスなことを訊いてくる人は少なく、意図的に圧迫してくるかもしくは雑談をするかの2択になる場合がほとんどです。

オーソドックスな質問は既に準備しているだろうし、これまでの選考で散々訊かれてきただろうということはMDの方もよく分かっているわけです。

ですのでそれ以外の「素の人間性」の部分を見たいというのが本音でしょう。

熱中する趣味を持っているのか、将来についてどう考えているのか等といった人間的な部分をコミュニケーション能力含め測られていると思ってください。

付け焼刃の対策は不可能なので、あとは物怖じすることなく面接に臨めるかどうかが合否を分ける決定打になると思います!

アクセンチュアの裏ルート

アクセンチュアには裏ルートが存在しますか?

戦略コンサルタント職かビジネスコンサルタント職かの言及がないので、広く浅く触れておくことにします。

戦略コンサルタント職は例年サマーインターンのみからの採用を行なっており、補充が必要な場合は秋冬に面接選考で追加募集するという形をとっています。

というわけでサマーインターン経由で内定を獲得するのがメジャーなので、これが裏ルートなのか正規ルートなのかの判断はお任せします(笑)

ビジネスコンサルタント職に関しては、サマーインターンやウィンターインターンの他に春先の面接選考でも内定を出す等、選考フローが豊富に存在します。

採用人数が多いのでこうなるわけですね。

インターン経由であれば大学3年/修士1年のうちに内定が出てしまっているので、これは定義のしようによっては裏ルートということになるでしょうか?

まあそもそも、裏ルートという言葉は経団連規則を守っている日系企業に対してよく使われる言葉ですよね。

3月情報解禁・6月選考開始が表ルートだとすると、2~3月のウィンターインターンで優秀な学生にこっそり口で内々定を出してしまうのが裏ルートです。

アクセンチュアはれっきとした外資系コンサルティングファームであり、経団連規則を守る必要のない企業です。

というわけで、まあどれも正規ルートというのが正しい解釈ではないでしょうか!

UBSの動画面接って英語?

UBSのウィンター前動画面接は英語なのでしょうか?

IBDの場合は「英語の設問は1~2題程度で、残りは日本語の質問である」というのが回答になります。

勿論これは志望部門によってズレはあるので注意してください。

英語を使う機会の多い株式セールス・アセットマネジメント・オペレーションズの場合は英語設問の比率がもっと増えると覚えておきましょう。

日本語にせよ英語にせよ、設問に対する回答時間は1~2分に設定されているので簡潔に答えることが求められます。

音響や明るさ等の環境を整え、設問にはハキハキと簡潔に答えるようにしましょう!

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