優秀層からの人気の高いコンサルティング・ファームであるアクセンチュア。
採用人数を拡大する戦略を採っていることもあり、東大・一橋・東工大・早慶の学生向けの会社説明会を積極的に行っています。
またG-MARCH層の採用拡大にも積極的であり、コンサルティング・ファームに行きたい中堅層の学生にとっても合格確率が低くない企業と言えそうです。
「外コン」ブランドの一つに属するアクセンチュアの選考フローや面接で役立つ情報をまとめます!
アクセンチュアで新卒採用職種として人気があるのは主に2つ。
戦略コンサルタント職はいわゆる「アクセンチュア(戦略)」「アク戦」「チュア戦」と呼ばれる職種です。
主に大企業の戦略案件を手掛けることを主とし、海外進出案件や買収案件などに関するコンサルティングに強みを持っています。
アクセンチュア=ITコンサルと言うイメージがありますが、これはあくまで事業の主領域がITコンサルと言うだけであり、戦略部門ではITに特段こだわってコンサルティングをしているわけではないようです。
実際に社員さんも「IT以外にも色んなインダストリーの案件があるし、若手のうちからどんどんプロジェクトにアサインされていくよ!」としきりに言っています。
確かにITだけに固執していたら、世界最大級のコンサルティングファームにはならないでしょうし、これは事実でしょう。
コンサルティングファームには珍しい上場企業でもある(米国市場)ので、株主からの突き上げもあり、とにかく収益になるコンサル案件は領域に関わらず存在していると思って間違いないと思います。
従業員数自体はビジネスコンサルタントに比べると少なく、給与も比較するとやや高いとのことです。
「アクセンチュアに受かりました(ドヤ)」と言う人の大半はこのビジネスコンサルタント職に当たると思います(笑)
戦略部門が上流部分を担当するのに対し、ビジコン部門は実行フェーズに近い部分のコンサルティングを主に行います。
いわゆる総合コンサルティング部門ですね。
組織改革、事業戦略、オペレーション改善などなど、業務は多岐に渡ります。
給与は戦略部門に比べるとやや低く、実際に市場価値が高まる速度が速いのは戦略部門であるのは事実でしょう。
ビジネスコンサルタント職で実績を残した人は、早々と戦略コンサルタント職に移る人も一定数います。
その他、アクセンチュアに関しては以下の記事でも質問に対して回答しているのでご参照ください!
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気になるアクセンチュアの選考フローですが、戦略とビジコンの2つで大きく変わります。
戦略コンサルタント職の場合は、主にサマーインターンからの採用が主となり、ウィンターインターンを開催しない年のほうが多いです。
戦略という重要部分を担う人材なので、サマーから動き出している意識の高い人材を採りたい&競合戦略ファームへの人材流出を避けたい、という2点が大きいと思います。
ウィンター以降は適宜追加の募集が行われますが、基本的には面接選考のみであり、サマーインターンに比べて難易度は確実に下がります。
サマーインターン経由の内定者の辞退状況にもよりますが、アクセンチュア(戦略)に合格する人は、他社の戦略コンサルティングファームから内定をもらえることも少なくありません。
したがって更なる上位ファームの内定を承諾して、アクセンチュアを辞退する人も一定数います。
サマーインターンを出し忘れた人であっても落ち込む必要はないと思います!
ビジネスコンサルタント職についてですが、こちらは戦略コンサルタント職に比べて遥かに門戸が広いです。
サマーインターン、オータム選考、ウィンターインターン、スプリング選考など様々な選考フローが敷かれているのが一般的です。
基本的にいつ応募しても有利・不利はあまりないと思います。
と言うのも、次に説明する採用人数がそれを物語っているからです。
戦略コンサルタント職は、サマーインターン経由で30~50人程度に、ウィンター面接選考で20~30人程度に内定を出すと思われます。
サマーインターン経由の内定者は、辞退されても良い前提で多少多くとっている部分はあります。
他社の戦略ファームに比べると内定人数は多いですが、それでも総合コンサルティングファームに比べると人数は少ないですね。
一方、ビジネスコンサルタント職の場合は100~200人単位で内定を出す年もザラです。
総合コンサルティングなので、とにかく人手が必要なわけです。
こういった背景があるので、どの時期に選考に応募したとしても採用人数の関係によって合格確率が変わることはありません
変わらないというか、良いと思われれば採られるし、ダメと思われれば採られないという感じですかね(笑)
戦略コンサルタント職に関しては、東大・一橋・東工大・京大・東大・早稲田・慶應といった上位校の学生が比較的多いでしょう。
A.T.カーニー、ベイン・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ等からも内定を貰う人がインターンに参加したりします。
ただインターンの参加自体であれば、MARCH層やそれよりも下とされるランクの大学の学生も一定数います。
ビジネスコンサルタント職に関しては、割と学歴はバラけています。
早慶~MARCH~女子大~成成明など、多種多様です。
競合であればPwCやデロイトトーマツコンサルティング、他業種であれば総合商社などから内定をもらう層が多く内定をもらっています。
選考倍率に関する具体的な数値は知り得ませんが、戦略コンサルタント職に関して言えば、総応募者数⇒内定までの倍率は20~30倍程度ではないでしょうか?
難易度は高いものの受検する人数も限られてくることを考えると、倍率で測るのはお門違いかもしれませんね。
ビジネスコンサルタント職に関しては、応募者数は多いものの内定人数も多いので、やはり同様に20~30倍程度かもしれません。
一般的にコンサルティングファームは上記程度の選考倍率だと考えられるので、競合と同じくらいと考えておいていいでしょう。
アクセンチュアの選考難易度ですが、社内で言えばぶっちゃけ「戦略>ビジコン」です。
採用人数・採用大学の情報を見ても分かる通り、戦略部門のほうがよりトップ層の学生を惹き付けています。
ただ、同じ戦略コンサルティングファームで比較するとなると、アクセンチュアはやや他社に劣る印象があります。
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ビジコンを含めて採用人数を近年拡大していることにより「人材の質が薄まっている」と就活生から思われる機会が多くなったためと考えられます。
コンサルの採用拡大によるブランド棄損問題はどこのファームも直面する問題です。
2018年卒のボストン・コンサルティング・グループ、2019卒以降のマッキンゼーも採用人数の拡大により、就活生からネガキャンされることも少なくありませんでした。
アクセンチュアにおいても同様のことが起こっていると考えられます。
アクセンチュアだから云々と言うような具体的な選考対策は必要ないと思います。
まずは一般的に言われているコンサルティング・ファームの対策を進めていくことが先決です。
おそらくアクセンチュア(戦略)を受検する人は、MBBや他米系戦略ファームの選考も受けると思うので同様の対策をしていればOKです。
アクセンチュア(ビジコン)を受検する人は、PwCやデロイト等を併願する場合が多いと思いますが、やはり同じようにビジコン対策をしていればOKです。
詳しい対策方法については以下の記事を見てください。
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以上、アクセンチュアに関する選考情報でした。
しっかりと選考対策を行って選考に挑んでください!
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