Categories: 就活対策-応用-

外銀内定への道Vol.6【筆記・Webテスト編】

外銀のWebテストはボーダーラインが高いと言われています。

「そもそもどんな形式の問題が出るのか?」「各社によって形式は違うのか?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。

外銀のWebテスト対策について、内定の森がきっちりとまとめました!

▽前回の「外銀内定への道」はコチラ▽

外銀内定への道Vol.5【ES(エントリーシート)編】
「外銀ってぶっちゃけ、どれくらいESを見てくるの?」と疑問をお持ちの就活生も多いかと思います。そこで、内定の森が今回お送りするのは「外銀ウケするESを書くための極意」です!これさえ押さえておけば、書類で落とされることはまずなくなるで...

外銀で地味に鬼門となるWebテスト

ESも書き終わって一安心している皆さん。

面接に辿り着くにはもう一つ難関をクリアしなくてはなりません。

そう、ご存知Webテストです!

Webテストとは?

Webテストとは「インターネット上で受験する筆記試験」のことを言います。

ハウスによってテストセンター会場での受験指定がされていたり自宅受験が可能だったりと様々ですが、基本的には制限時間内に問題を解くことによって合否が決まります。

多くの場合、言語(国語)・非言語(計数、図表)・性格の3科目で一部企業で英語があります。

Webテストのボーダーラインは?

皆さんが気にしているボーダーライン。

これは一説によると絶対評価ではなく、相対評価で決まるとのことです。

すなわち、受験者層の中での偏差値で決まるということですね。

とすると「上位何%までで足切りをする」といった形で企業はWebテストを利用しているということになります。

どこに基準を置くかは企業によりけりですが、基本的に外銀の場合はどこもボーダーは高めに設定されていると考えたほうが良いでしょう。

さらに科目によっても比重が変えられていることも考えられ、特に非言語に関しては更にボーダーを高く設定している可能性もあります。

内定の森運営メンバーの体感値としては「正答率80%以上」「2~3ミス以内」といったところが合格ラインじゃないかと考えています。

外銀に限らずBCGなどの外資系戦略コンサルや総合商社に関してもだいたいこれと同じ程度が解けていれば、まず落ちることはないと思います。

外銀各社の筆記・Webテスト形式

気になる個社ごとのテスト形式をまとめました!

ゴールドマン・サックス

試験形式:SPI

試験会場:テストセンター

試験科目:言語・非言語・英語・性格

試験時間:計60~90分ほど

ゴールドマン・サックスは、オーソドックスにテストセンター受験のSPIです。

全部門共通の試験なので、IBD志望だろうがアセマネ志望だろうがみんな受験します。

ゴールドマン・サックスのボーダーは体感値80%以上だと思うので、ゴールドマンのSPIを通過した場合は、高確率で総合商社やBCGにも使いまわしが可能でしょう。

また投資銀行部門の本選考に関しては、後日追加で筆記試験が行われます。

中学入試に似た計数寄りの問題内容となっていますが、対策は不可能なので気にしないようにしましょう(笑)

モルガン・スタンレー

試験形式:TG-WEB(新型)

試験会場:テストセンター(ヒューマネージ社)

試験科目:言語・非言語・性格

試験時間:計60~90分ほど

モルガン・スタンレーもテストセンター受験なのですが、こちらは一般的なテストセンターではなく、ヒューマネージ社のものになります。

外資系だと他にはStrategy&がこの形式のWebテストを採用しています。

18卒・19卒段階では新型の簡易的なほうだったので、20卒以降も同じ形式が続くだろうと考えられます。

四則演算の時間がタイトな上に図表の読み取りの問題が結構難しいので、問題集を見ておくことをオススメします!

J.P. モルガン

試験形式:オリジナル形式

試験会場:自宅PC

試験科目:言語・非言語・性格

試験時間:計60~90分ほど

J.P. モルガンはオリジナルのWebテストを採用しています。

ただ形式としては玉手箱と似ているので、玉手箱の練習をしておけば問題ありません。

問題難易度としては結構易しめなので、2ミス以上すると落ちる可能性大です。

全問正解をするつもりで臨みましょう!

またジョブ中に抜き打ちでSPIチックな言語・非言語の筆記試験をやらされる場合があるので、心の準備だけはしておきましょう!

BofA(バンクオブアメリカ)

試験形式:玉手箱

試験会場:自宅PC

試験科目:言語・非言語・性格

試験時間:計60~90分ほど

BofAはオーソドックスな玉手箱形式。

非言語に関しては、簡単な図表読み取りなので比較的高得点が狙えるでしょう。

その分周りもボーダーラインを上げてくるので、こちらも正答率80%以上はマストと言えそうです。

シティグループ

試験形式:玉手箱

試験会場:自宅PC

試験科目:言語・非言語・性格

試験時間:計60~90分ほど

シティグループもオーソドックスな玉手箱形式。

ただ、BofAと違うのは非言語が「推測形式」だということです。

図表から法則性を見出して、空欄に当てはまる数字を推測するという少し難しめの玉手箱です。

この形式を採用している外資系企業は多くないので、別途ちゃんと見ておく必要がありますね。

UBS

試験形式:オリジナル形式

試験会場:自宅PC

試験科目:言語・非言語・性格

試験時間:計60分ほど

UBSはグローバルで統一のオリジナル形式で出題されます。

問題自体は非常に易しく、個人的には全問正解は固く見込めると思っています。

というより、全問正解するくらいじゃないと落ちると思います(笑)

落ち着いて解答すればどれも正解できる問題なので、リラックスして臨みましょう!

バークレイズ

試験形式:ペーパー試験(SPIや玉手箱に似ている)

試験会場:バークレイズ本社(面接後すぐ)

試験科目:言語・非言語

試験時間:計60分ほど

バークレイズはES提出段階でWebテストはありません。

ESを通過し、面接を受けた後に集団で筆記試験を受験する必要があります。

こちらはオーソドックスなSPIや玉手箱形式の問題なので、通常のWebテスト対策ができていれば問題ないでしょう。

難易度的にも中の中であり、80%が解けていればまず落ちません。

ラザードフレール

試験形式:ペーパー試験(全て英語)

試験会場:ラザード本社(会社説明会後すぐ)

試験科目:非言語・英語

試験時間:計90分ほど

19卒から新卒採用を始めたラザード・フレールですが、こちらはグローバルなM&Aブティックということもあり英語重視の筆記試験です。

非言語の問題文も英語でした。

英語に関しては長文読解(19卒はAmazonのホールフーズ買収に関する記事)とそれに対する自分の意見を英語で書くというものでした。

英語と聞いてビビる人もいるかもしれませんが、周りもそんなにできる人がいるわけではないので安心してください(笑)

しっかり文脈を理解して解答ができればそれほど問題はないと思うので、リラックスして臨みましょう!

Webテスト通過のために心掛けるべきこと

この記事をご覧の皆さんは、外銀を第一志望群にしている人が多いはずです。

ですので、Webテスト落ちは何としても避けたいところですよね?

内定の森としては、外銀のWebテスト受験前に、第二志望群のWebテストを受験して形式に慣れておくということをオススメしています。

日系企業のインターン選考でもいいですし、外資コンサルのインターン選考でも良いのでぜひWebテストを一度受けてみてください。

「解けなかったらどうしよう」「どんな感じで答えればいいの?」などの不安を解消するには、まず受けてみるのが一番です(笑)

特に玉手箱の場合は就活を通して同じ問題に何度も巡り会います。

メリルやシティの選考を受ける前に玉手箱を受験しておけばもしかしたら同じ問題が出るかもしれないですし、儲けものですよね!

実際のWebテスト受験で見えてきた課題や感触を大事にしつつ、本命である外銀のWebテストに臨んでみてください!

Webテスト対策に使える書籍

最後にWebテストに使える書籍とそれらの使い方についてご説明しておきます!

ゴールドマン・サックス対策

SPIやテストセンターに関する書籍はたくさん出ていますが、基本この本で事足ります。

野村総研、BCG、リクルートなどを受験する際もSPIを利用すると思うのでこの本は持っておいて損はないでしょう!

まずはパラパラと全体的な問題傾向をつかみながら一読し、その中で「あ、ここちょっと苦手だわ」と思った部分を重点的に繰り返してツブしていくといいでしょう!

モルガン・スタンレー対策

Strategy&を受ける人も多いと思うので、ヒューマネージ社のTG-WEBはコチラで対策をしておきましょう。

図表の読み取りがやや難しいので、少し厚めに見ておくといいと思います!

その他外銀対策

J.P. モルガン、メリルリンチ、シティグループ、UBS、バークレイズは玉手箱を見ておけば問題ないと思います。

外銀以外にも多くの企業で玉手箱が採用されているので、玉手箱対策=就活対策になると言っても過言ではありません。

特に難しい部分としては推測型の非言語ですので、その部分を厚めに対策しておきましょう!

外銀の筆記・Webテストまとめ!

以上、外銀の筆記・Webテスト対策でした!

きっちりと通過して、面接に臨みましょう!

「外銀内定への道」シリーズ

外資系投資銀行は給料が高い業界として学生間でも大変人気があります。実際に新卒1年目から年収1000万円を超える業界は外銀しかありません。しかし就活を始めたばかりの人にとっては「投資銀行って何それ美味しいの?」「どっかの企業に投資しているの?」という風に思えてしまうのも事実ですよね。そこで今回は内定の森運営メンバーが総出を振るって、初めて読む就活生にも分かりやすいように外資系投資銀行の仕事内容についてまとめてみました。内定の森運営者の総力をあげてどこよりも完璧かつ網羅的にまとめました!これさえ読めば...
外銀内定への道Vol.1【外銀全体編】 - 内定の森
投資銀行の大体のイメージ感がつかめてきたと思うので、次は外銀の部門紹介をします!よく合コン女子の体験談などで「モルガン・スタンレーはグローバル感満載だった」「BofAは遊び人が多そうなイメージだった」というように会社全体でくくって書かれていることがありますが、実際は部門ごとに雰囲気は随分と変わります。内定の森運営者の総力をあげてどこよりも完璧かつ網羅的にまとめました!これさえ読めば各部門のことははきれいに理解ができることでしょう。ブックマーク必須です!【外銀】投資銀行の部門紹介部門① 投資銀行部門...
外銀内定への道Vol.2【部門紹介編】 - 内定の森
前回まで外銀全体の歴史や部門別の仕事内容をおさらいしました。今回はいよいよ各外資系投資銀行の特徴をご紹介します!皆さんも受検することになるであろう企業ばかりなので、ゆっくりじっくり読みこんでみてください!▽前回までの記事はこちら▽ゴールドマン・サックス「外資系投資銀行で知ってるとこを1社挙げて!」と言ったら9割以上の人が答える会社。それがゴールドマン・サックスです。略称はゴールドマンあるいはGS(ジーエス)と呼ばれています。19世紀から続く世界的に有名な超名門投資銀行であり、現在の投資銀行業界を作っ...
外銀内定への道Vol.3【各社紹介編①】 - 内定の森
外銀紹介編①に続き、今回は欧州系投資銀行を中心とした投資銀行やその他の金融機関をご紹介します。外銀就活を始めたばかりの人にとっては聞きなれない社名も多く出てきますが、ぜひ一度チェックをして内定を取るまでのイメージを膨らませておきましょう!▽前回の記事はこちらから▽シティグループ証券世界最大級の事業規模を誇る米系金融機関であるシティ・グループ。アメリカを代表するメガバンクですが、もちろん投資銀行部門を持っています。米系投資銀行として長年リーグテーブル上位に位置する名門ハウスと言えます。ただ日本にお...
外銀内定への道Vol.4【各社紹介編②】 - 内定の森
「外銀ってぶっちゃけ、どれくらいESを見てくるの?」と疑問をお持ちの就活生も多いかと思います。そこで、内定の森が今回お送りするのは「外銀ウケするESを書くための極意」です!これさえ押さえておけば、書類で落とされることはまずなくなるでしょう。ブックマークして、事あるごとにしっかり読み直してみてください!▽前回の「外銀内定への道」はこちら▽http://naiteinomori.com/2018/03/22/post-434/外銀のESに関する真実外資系投資銀行の選考で、ESはどれだけ重視されているのでしょうか?「外コンはES見られないって聞いたし、...
外銀内定への道Vol.5【ES(エントリーシート)編】 - 内定の森
外銀のWebテストはボーダーラインが高いと言われています。「そもそもどんな形式の問題が出るのか?」「各社によって形式は違うのか?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。外銀のWebテスト対策について、内定の森がきっちりとまとめました!▽前回の「外銀内定への道」はコチラ▽http://naiteinomori.com/2018/06/12/post-685/外銀で地味に鬼門となるWebテストESも書き終わって一安心している皆さん。面接に辿り着くにはもう一つ難関をクリアしなくてはなりません。そう、ご存知Webテストです!Webテストとは?Webテストとは「インタ...
外銀内定への道Vol.6【筆記・Webテスト編】 - 内定の森
ES・WEBテストを通過すればいよいよ面接。ココを突破できなければサマージョブへの参加は永遠にできません。外銀面接に通過できる面接の受け答えとは何なのか。外銀内定者が多くいる内定の森だからこそお伝えできる珠玉のノウハウ集です!▽前回の内定の道はコチラ▽http://naiteinomori.com/2018/06/27/post-773/外銀の選考フローにおける面接の位置づけ就職難易度が高いと言われている外資系投資銀行。その中で一つの壁になるのが「ジョブ前面接」と呼ばれる面接です。外銀の大まかな選考フローは以下のようになっており、内定獲得には...
外銀内定への道Vol.7【サマージョブ前面接編】 - 内定の森
外銀のサマーインターンは難関インターンとして就活生の中でもブランドになっています。外銀のサマーインターンは内定までの中でどのような位置づけになっているのでしょうか?インターンの流れや評価される学生像も合わせて、内定の森が徹底解説します! ▽前回の内定への道はコチラ▽https://naiteinomori.com/2018/07/03/post-792/ 外銀内定のための正念場・サマーインターンES・Webテスト・面接を通過して、晴れてサマーインターンに参加する皆さん。ひとまずおめでとうございます!しかしあくまで勝負はここから。サマー...
外銀内定への道Vol.8【サマーインターン編】 - 内定の森
外銀サマージョブお疲れさまでした!8月・9月のサマージョブお疲れさまでした!1社しか参加できなかった人・4社も5社も参加した人と色々だと思いますが、本番は冬の本選考です。ジョブで得た感覚や知見を言語化して、冬の本選考に備えておきましょう!外銀サマージョブ後の各社囲い込み情報さて、外資系投資銀行は投資銀行部門やマーケット部門を中心にジョブ後に囲い込みを行ないます。外銀各社の例年の囲い込み状況については以下の通り。 ゴールドマン・サックス投資銀行部門 :秋口にオープンデーを実施し、女子・理系院生を...
外銀内定への道vol.9【サマー囲い込み編】 - 内定の森
ウィンターインターンに向けたESを徹底解説いよいよ外銀の本選考。本選考のプロセスの中にはウィンターインターンや面接が組み込まれていますが、その第一関門としてエントリーシートがあります。エントリーシートはコツさえつかめば通過率は8~9割に安定するのですが、コツをつかめないといつまで経っても書類選考落ちが続く鬼門です。まずはしっかりコツを押さえて、ESの通過率を上げていきましょう!ウィンターESとサマーESの違いとは?外銀ではサマーインターン前にもESを書く機会がありますが、ESの基本については以下の記事にま...
外銀内定への道vol.10【ウィンターES編】 - 内定の森

 

 

naiteinomori