就活生から長年人気の三菱商事を大特集します。
仕事のカッコよさ・年収の高さから人気を博しており、合コンでもモテモテとの呼び声の高い三菱商事。
気になる選考はどのようなものなのでしょうか?
内定の森が今回は三菱商事についてまとめました!
三菱商事は言わずと知れた日本を代表する総合商社の1つです。
長年業界内でトップの実績を誇り、実に数十年以上も就職人気ランキングに名を連ねる名門企業です。
その歴史は古く、土佐藩出身の商人・岩崎弥太郎が九十九商会を立ち上げたのが起源になっています。
元はと言えば坂本龍馬の海援隊から事業を引き継いでいるので、その歴史は幕末からということになりますね!
第二次世界大戦後にGHQの財閥解体政策の一環で三菱商事は解散に追い込まれますが、1954年に再び組織化され現在の三菱商事に続いています。
「所期奉公」「処事公明」「立業貿易」という三綱領が三菱グループの経営理念ですが、その中の「立業貿易」を担う中心的存在になっています。
事業拠点は世界にも広く及んでおり、国内約30か所の支店は勿論のこと海外には200近い事業拠点があります。
名実ともにNo.1商社との呼び声も高いですが、近年は「経営人材の育成」という目標を掲げており新卒採用時にもそのメッセージをプッシュする戦略を取っています。
従来の中抜きビジネス(トレーディング)に加えて「事業投資」も活発化させてきた三菱商事。
それに加え最近は出向という形で子会社の社長になる「事業経営」の領域にも手を伸ばしており、経営人材を欲している故と言えるでしょう。
気になる三菱商事の年収ですが、内定者によると初任給は手取りで月に20万前後のようです。
ただ30代で1000万円の王台を突破できる確率は高く、経済的には非常に良い職業だと言えます。
また「ウィンドウズ2000」という言葉があるのを知っていますか?
これは「窓際の人でも年収2000万円に到達できる」ということの皮肉なのですが、非常に魅力的なことに変わりはないですね(笑)
海外を股にかけ、年収も高い。
これが商社マンのモテる最大の理由でしょう。
そんな三菱商事の採用プロセスですが、まずは日系就活解禁後に行われる本選考について解説をしていきます。
学部3年/修士1年の秋冬頃から、徐々にOB/OG訪問を行っていくのが通例です。
OB/OG訪問を行う目的としてはいくつかありますが、主に2つあると言えます。
① 自分が総合商社(三菱商事)に対する疑問点を解消し、理解を深めるため
② 相手の社員に自分を認知してもらい、あわよくば人事部に推薦してもらうため
1に関してですが、これは皆さんも分かっていると思います。
商社のビジネスモデルについては書籍やネットの記事に落ちていたりするのである程度は分かると思いますが、それ以外で疑問に思う点も多いと思います。
そういった点を解消する場として、直接OB/OGに質問できる機会は貴重でしょう。
また、1よりも意識してほしいポイントは2です。
OB/OG訪問の相手が新卒2~3年目などの若手であれば、採用権限はそこまでないので効果は薄いかもしれません。
しかし年次が高い社員が相手の場合は社内でも顔が利くため、評価が良ければ自分を人事部に推薦してくれる可能性が上がります。
たとえ若手社員だったとしても、面談終了後に会社に戻った時に上司から「今日のOB訪問の子、どうだった?」と訊かれるかもしれません。
その時に「彼/彼女は良かったですよ、三菱商事に合ってると思います」と言われるか「うーん、いまいちでした」と言われるかどうかでもだいぶ違います。
勿論前者になっていたほうが損はありませんよね。
ということで、むしろ1よりも2にフォーカスしてコミュニケーションを取ることをおすすめします。
仮に評価がプラスでもマイナスでもないと言うことであっても「OB/OG訪問をした」ということは履歴に残る可能性があるので、それは間違いなくプラスです。
「三菱商事に入りたいという熱意がある」ということを示せたことになりますからね。
気になるOB/OGの探し方ですが、サークルやバイトなどに先輩がいればそのツテを当たってみるのが一番です。
ただ、三菱商事の社員を誰も知らないと言う人も結構多いと思います。
そんな時に使えるのが、ビズリーチ・キャンパスというサービスです!
同じ大学のOB/OGを簡単に探せるサービスなので、三菱商事社員も見つかります。
実際に運営メンバーの知り合いもビズリーチ・キャンパスで三菱商事や三井物産のOB/OG訪問を10人以上したと言う人もいたので、ぜひ積極的に使ってみてください!
ビズリーチ・キャンパスが最近、新卒採用業界でも話題になっていますね。 最近CMでも見かけるようになった転職支援エージェント「BIZREACH」ですが、いよいよ新卒採用領域にも本格進出をしてきています。 ビズリーチ・キャンパスの評判や使い方!同じ大学のOB・OG訪問に便利なアプリ! - 内定の森 |
3月1日に日系就活が晴れて解禁となったのちは各社会社説明会を盛んに開催しています。
三菱商事も会社説明会を開催しているので、時間があればぜひ行ってみましょう。
話される内容はおそらくテンプレート化した「三菱商事の歴史」「総合商社のビジネスモデル」「社員の生活」とかになると思います(笑)
しかし社員さんと話す機会があるかもしれないので、顔出しはしておくことをおすすめします!
3月末頃を締め切りにエントリーシートが課されます。
志望動機および学生時代に頑張ったこと等が訊かれるオーソドックスな形式になります。
志望動機に関しては冒頭で「〇〇という理由で貴社で働きたいため」など結論を先に述べておきましょう。
その先の流れは以下のようになります。
「原体験として××という体験で総合商社を知り、魅力に感じた▷OB/OG訪問を通じて社風に惹かれた▷貴社で働いて成果を出せる人材になりたい」
このような形でまとめていくとシンプルですね。
ESに関しての詳しい攻略法は以下の記事にたっぷりとまとめています。
良いESと悪いESを分ける決定的な差は何でしょうか?内定の森として、今回は各人のノウハウを総動員して良いESの書き方についてまとめました。ESの書き方で迷っている皆さん、必見ですよ!ES(エントリーシート)とは?ES(エントリーシート)とは選考開始前に企業に提出する自分の履歴書です。ほぼすべての企業でES(エントリーシート)が課されており、対策は欠かせないものと言えるでしょう。面接における基礎資料としても用いられ、基本的にESに関連した質問がされるのが就活の常套手段です。そんなこともあって、ES執筆は多くの就活生... 良いESは必ず「ファクト」と「メッセージ」が分けられている【完全保存版】 - 内定の森 |
皆さんの気になるテストセンターについてです!
「ボーダーはどこなの?」「BCGやGSに通ったら使いまわしちゃって平気?」など疑問は絶えません。
実際、内定の森としても正確なことは分からずじまいというのが本音です。
ですので、あまり周りに惑わされすぎないようにしてください。
ただ事実としてBCGやGSに通ったテストセンターの結果を使いまわして通っている人は多いです。
その辺りの実情は、テストセンターのボーダーについての考察記事に体験談も交えて詳しく書いてあります。
テストセンターの使い回しとは?首都圏在住の就活生は御茶ノ水ソラシティの専用会場で受検することになるテストセンター。実はこのテストセンター、以前に受検した結果を他の企業にも使い回せることをご存知ですか?例えば、キーエンス用に受検したテストセンターの結果をソニーや丸紅など他社のテストセンターにも使い回す、といった感じです。大学受験に例えるなら、センター試験の結果を様々な大学の受験に使い回せる「センター利用」みたいな感じですね。特に日系大手企業の多くのWebテスト形式はテストセンターなので、1度受けれ... テストセンターの使い回しの判断基準を徹底解説【BCG・GSを受けろ】 - 内定の森 |
ただ言語・計数・英語のどの科目に比重を置いて見られているかは分からないので、不安であれば受けなおすこともアリでしょう。
自分の納得のいく形でテストセンターは乗り越えましょう!
ここから面接が複数回組まれて内定まで行きます。
基本的に最初は年次の若い社員から始まり、最後に近づくにつれて年次や役職が高くなります。
志望度はマストで見られているので、総合商社の中でも三菱商事が第一志望であることはアピールしましょう。
「三井物産や伊藤忠も受けているが、やはり三菱が業績No.1でかつ社員さんとのフィット感もあるので三菱商事が第一志望です」
このような形でうまく伝えられるといいでしょう。
集団面接についての注意点は以下の記事をご参照。
就職活動で一番多い面接形態は集団面接総合商社、メガバンク、損保、日系メーカー、外資系金融、ITベンチャー...どの業界においても1次選考~2次選考は集団面接が8割以上の確率で実施されます。集団面接とは簡単に言うと、社員1~2人 vs 学生4~6人程度の形式で行われる面接形態のことです。時間は1時間程度である場合が多く、単純に人数で割ると10~15分程度しか自分のアピール時間がないシビアな面接形態と言えるでしょう。コツをつかんでしまえば集団面接の通過率は100%に近くなるのですが、アピールポイントが分かっていないといつ... 集団面接で「あ、こいつ落ちるな」と思う学生の特徴5選 - 内定の森 |
三菱商事は10~11月頃に学部3年生/修士1年生向けに1Dayインターン(ワークショップ)を開催するのが通例になっています。
今回はその1Dayインターンについても解説をしていきます!
2019年のESのお題は以下の2題。
① これまでに最も成長を実感したエピソード
② 自分自身の考えるリーダー像
ESは意外としっかり見ているようで優秀な人でも結構落とされるパターンがありました。
本選考ではないからと言って、くれぐれも手を抜かないように注意しましょう。
お題は「経営人材とはどのような人材か」というお題でした。
こちらについて30分ほど議論したのち、選考官と簡単な質疑応答をします。
議論をしっかりまとめる役割を担い、かつ質疑応答にもテキパキ答えることができれば選考通過は難しくありません。
落ち着いて臨むようにしましょう!
晴れてGDを通過すると、1Dayインターンに参加できます。
内容としては「総合商社に関する講義」「ケーススタディ(グループワーク)」「社員との座談会」の三部構成です。
基本的に評価を付けられいる雰囲気は感じられないとのことで、あまり選考しているようではないようです。
グループワークなども特段社員に見られているわけではないとのことなので、純粋に総合商社への理解を深める時間に使うといいでしょう!
秋冬の外コン外銀の内定ラッシュ期になってくると、彼らを逃すまいと三菱商事も各種イベントを開催します。
商社研究ゼミなど総合商社の業務理解を深めるイベントなどが多く開催されるので、惜しくも1Dayインターンで落選してしまった人などはこのイベントを有効活用しましょう!
総合商社内定のためには、やはり外資系企業の内定を持っておくことは有利に働くことも多いようです。
外資系企業の内定で就活が有利になる?一般的に外資系企業は就職難易度が高く、上位校の学生の人気度は上々です。昔は国家公務員を志望していたような東大生も、今は外資コンサルを目指すようになったと言われるほどです。そういった人気の背景から、外資系企業の内定を持っていることは一種のブランドになってきています。内定の森の読者の皆さんも、少なからず外資系ブランドに惹かれている人は多いでしょう。また外資ブランドが拡大解釈されるにつれ、いつしか「外資内定=就活で有利」というような方程式が就活生界隈に広まってい... 外資内定は有利?外銀外コンの内定を持っておくメリットまとめ - 内定の森 |
以上、三菱商事に関する選考情報のまとめでした!
総合商社を目指す人にとっては、最難関の三菱商事。
しっかり対策をして内定を獲得しましょう!