首都圏在住の就活生は御茶ノ水ソラシティの専用会場で受検することになるテストセンター。
実はこのテストセンター、以前に受検した結果を他の企業にも使い回せることをご存知ですか?
例えば、キーエンス用に受検したテストセンターの結果をソニーや丸紅など他社のテストセンターにも使い回す、といった感じです。
大学受験に例えるなら、センター試験の結果を様々な大学の受験に使い回せる「センター利用」みたいな感じですね。
特に日系大手企業の多くのWebテスト形式はテストセンターなので、1度受ければ多くの企業で使い回し可能です。
テストセンターは1回あたり1時間30分は掛かるので、使い回しは時間の節約に持って来いです!
ただそこで気になるのが「自分のテストセンターの点数が分からないのに、安易に使い回して大丈夫か?」ということ。
自分の点数が分からないのに使い回して筆記落ちでもしようものなら、一生後悔が残りますよね。
そこで今回は、内定の森が考える賢いテストセンターの使い回し術を解説します!
先輩はこうやって上手く使い回して面接まで進んでいるので、ぜひ参考にしてみてください!
ザっと挙げるだけでもこれだけの主要企業がテストセンターを採用しています。
日系大手企業はテストセンターか自宅受検型の玉手箱であることがほとんどです。
自分の志望企業がどのWebテスト形式を採用しているか、選考体験記などを読んで確認しておきましょう!
▽選考体験記が読める就活メディア▽
就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】
■ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
■野村総合研究所(NRI)
■三菱総合研究所(MRI)
■アビームコンサルティング など
■ゴールドマン・サックス
■三井住友銀行
■農林中央金庫
■三井住友海上 など
■三菱商事
■三井物産
■伊藤忠商事
■住友商事
■丸紅
■双日
■豊田通商 など
■パナソニック
■ソニー
■トヨタ自動車
■三菱重工
■島津製作所 など
■電通
■博報堂
■NHK
■TBS など
■リクルート
■日本ヒューレット・パッカード
■ソフトバンク
■NTTコミュニケーションズ など
■JR東日本
■三井不動産
■野村不動産
■ANA
■JAL
■東急急行電鉄
■小田急急行電鉄 など
さて、気になるテストセンターの結果を使い回すか否かについてです。
就活界隈では様々なウワサが飛び交っていますが、まずはそのウワサについてまとめてみましょう。
就職偏差値が高い外資系戦略コンサルティングファームの中でも高い人気を誇る企業。
それがボストン・コンサルティング・グループ(BCG)です。
内定者は東大・一橋・東工大・京大・早稲田・慶應レベルの学生がほとんどであり、必然的に通過ボーダーは高くなる傾向にあるようです。
一般的に言われるのは「BCGを通過すれば総合商社やGSに使い回せる」というもの。
特に外資系就活者は、日系企業やGSの本選考が始まる3月頃には「もう就活ダルい…」となっている場合が多いです。
というわけで、夏や秋のインターン選考の際にに受けたBCGの結果を使い回す傾向にあります。
BCGのテストセンターの結果を使い回した人たちが数多く他の企業でも通過しているので、このウワサが広まったと言えるでしょう。
外資系金融の王者であるゴールドマン・サックス。
外資系でありながら持田昌典社長の意向で経団連の規定を守っており、3月から本選考開始の姿勢を貫いています。
(インターンシップやオープンデーはそれ以前に行なって、学生の囲い込みに勤しんでいますが笑)
内定者のメンツはBCGと同様に東大早慶レベルの学生が99%のため、ボーダーは高いと見ていいと思います。
それもあって、日系難関企業志望者は「基準を知りたい」「ワンチャンGS通ったら後は使い回せそう」という理由でこぞってGSのテストセンターを受検します。
GSテスセンを通過した人が総合商社などに使い回した結果、上手くいっている人が多いのでこのようなウワサが広まっています。
日系企業でもボーダーが高いと言われているのは、野村総研と総合商社各社です。
これは内定の森の運営メンバーとしてもYESです。
内定者のメンツを見ると東大早慶がマジョリティを占める企業なので、必然的にボーダーも高くなります。
外資就活生もこぞって野村総研や三菱商事を受検するので、これらの企業のテスセンを通過したら他のテスセンに使い回せる可能性は高いでしょう。
ここで内定の森運営メンバーを始め、他の外資系企業内定者からのヒアリングの結果をまとめます。
実際に先輩方がとった行動の成功例をまとめているので、是非参考にしてみてください!
Aさん(外資系投資銀行 内定)
修士1年夏にBCGのサマーインターンを受検し、テストセンターを通過。
修士2年春のGS本選考の際にBCGの結果を使い回すことにした。
BCGには英語科目がなかったため、GS受検の際は追加で英語だけを受けにテストセンター会場へ行った。
結果としてGSの複数部門から面接の案内が来たので、BCGのテストセンターは汎用性が高そう。
Bさん(外資系戦略コンサルティングファーム 内定)
秋のGSのインターン受検をする際にテストセンターを受検。
アセットマネジメント部門と証券部門を出して、証券部門のみ面接案内が来た。
アセマネは追加ESがあったので、一概にアセマネのほうがボーダーが高いとは言えない。
だが、周りを見る感じアセマネの面接に呼ばれていた人は少なかったので、結構切られているようだった。
BCGは裏ルートで呼ばれたので、テストセンター未受検。
野村総研はウィンターインターン選考の際に、GSの結果を使い回して通過。
科目をすべて満たしていたので、追加受検の必要もなかった。
総合商社の本選考の際もGSの結果を使い回したが、通過する企業もあれば落選する企業もあった。
科目ごとのボーダーラインが違うのか、GSのボーダーが思ったより緩かったのかは不明。
Cさん(総合商社 内定)
野村総研のウィンターインターン選考の際にテストセンターを受検。
通過できていたので、春の総合商社の選考でも使い回そうと判断。
個社名を出すと誤解される恐れがあるので敢えて出さないが、総合商社A社はテスト落ち、B社は通過だった。
科目ごとにボーダーラインが別々に設定されている可能性もあり、不安な場合は再度受け直したほうが後悔はないと思う。
他の日系各社のテストセンターも野村総研の結果を使い回したが、80%以上の確率で通過連絡がきた。
落選理由はもしかすると性格検査かもしれないので、性格検査は1社ごとに受け直すのはアリかも。
テストセンターを使い回すにも、どこかの企業で高得点を叩き出さないとしょうがないですよね。
ここではテストセンターに使える問題集やWebサイトをいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
SPIのテストセンター問題集をやっておけば十分です。
中学入試レベルの問題がポンポン出てくる感じなので、中学受験経験者はサラっと見ておく程度で良いかもしれません。
一方中学受験をしていない就活生の人は、1周目で問題の形式に慣れ、間違いの多かった分野を2周目で対策しておきましょう。
テスセン対策は早ければ早いほうが吉です。
今から購入してきっちり対策しておきましょう!
就活体験談や企業研究の情報のほかに、各企業のテスト形式なども事細かに載っています。
まだ登録していない人はぜひ登録してチェックしておいてください。
今年からテスト形式が変更になる可能性もありますが、過去のテストの雰囲気を知っておくだけでもアドバンテージになるでしょう!
就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】
以上、テストセンターの賢い使い回し術についてでした!
内定の森としてもいくつかアドバイスを書きましたが、使い回しの判断は自己責任です。
不安な場合は再度受け直すなど、後悔のない選択をしましょう!